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ブレーブスがエース級の獲得に動く可能性は? 番記者が回答

2017.12.6 15:29 Wednesday

 ファンから寄せられた「ブレーブスの来季の開幕投手は現在のロースター内にいるのだろうか。それともトレードでエース級の投手を獲得する可能性はあるのだろうか」という質問に対し、MLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めているマーク・ボウマンが自身の見解を述べている。

 まずボウマンは予想される今オフのブレーブスの動きとして「控え選手の補強と、少なくとも1人のリリーバーを獲得すること」を挙げている。また、有望株のロナルド・アクーナのメジャー昇格が控えていることもあり、「マット・ケンプまたはニック・マーケイキスの放出を試みるかもしれない」としている。しかし、高額かつ高齢の両外野手に対してブレーブスが望む対価を差し出す球団が現れるとは考えにくく、アレックス・アンソポロス新GMが両外野手のトレードを成立させるのは難しいとの見通しを立てている。

 そして、「エース級の投手を獲得することはチームに利益をもたらす」としつつも、ブレーブスが今オフ、エース級の投手の獲得に動く可能性は低いと予想している。ブレーブスは今季、ショーン・ニューカム、ルイス・ゴハラ、マックス・フリード、ルーカス・シムズらがメジャーデビューを果たし、才能豊かな若手先発投手を数多く抱えるようになった。マイナーにはマイク・ソローカやコルビー・アラードといった有望株も控えており、外部から先発投手を獲得することは若手投手の登板機会を奪ってしまうことになる。

 むしろ、ボウマンは先発1番手のフリオ・テーランのトレードを試みる可能性の方が高いのではないかと見ている。4年連続で開幕投手を務めているテーランだが、ここ数年の投球成績はせいぜい先発3番手レベル。ボウマンはテーランのトレード価値が下がり切ってしまう前に放出に動くのが得策だと考えているようだ。

 「ブレーブスの再建ペースはマイク・フォルティネビッチ、ゴハラ、ニューカム、フリードらの成長速度次第だ」とボウマンは言う。有望な若手投手をかき集め、投手中心の再建を進めようとしているブレーブス。かつてのような投手王国を再び築き上げることはできるのだろうか。


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