元ブレーブスの有望株4人が他球団と契約合意
2017.12.6 16:30 Wednesday
国外選手獲得の際の不正が発覚し、ブレーブスは12選手との契約が無効となった。ブレーブス以外の29球団とこれら12選手との契約が日本時間12月6日に解禁され、12選手のなかで最高の有望株と目されるケビン・マイタンを含む4選手が早くも他球団と契約に至っている。
国外選手を獲得する際にはインターナショナル・ボーナスプールの制限が設けられているが、今回の契約は特例として2017-18年の契約ピリオドと2018-19年の契約ピリオド、どちらのインターナショナル・ボーナスプールから契約金を出すかを選択することができる。また、各選手はブレーブスから受け取った契約金を保証されており、日本時間1月16日までに他球団と契約した場合には追加の契約金を受け取れる。同日以降に他球団と契約した場合は追加の契約金を受け取ることはできず、また、ブレーブスとの再契約を希望する場合は日本時間5月2日まで待たなければならない(当然ながらこの場合も追加の契約金はなし)。
解禁初日となった今日、エンゼルスがマイタン(遊撃手:契約金220万ドル)、リバン・ソト(遊撃手:同85万ドル)の2選手と契約。ロイヤルズはイェフリ・デル・ロサリオ(右腕:同65万ドル)、フィリーズはエイブラハム・グティエレス(捕手:同55万ドル)と契約合意に至ったようだ。残りの8選手はユニオール・セベリーノ(二塁手)、イェンシー・ペーニャ(遊撃手)、フアン・コントレラス(右腕)、フアン・カルロス・ネグレット(外野手)、ギレルモ・スニガ(右腕)、アントニオ・スクレ(外野手)、ブランドル・メスキータ(外野手)、アンヘル・ロハス(遊撃手)という顔ぶれになっている。
大谷翔平(北海道日本ハム)争奪戦において一次審査を突破したエンゼルスだが、今回のマイタンとソトに対する契約金は2018-19年のインターナショナル・ボーナスプールから出しており、今オフの大谷資金への影響はない。大谷の動向とともに、残る8選手の動向にも注目だ。
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