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ロッキーズ・ブリディッチGMが今オフのプランについて語る

2017.12.6 18:37 Wednesday

 2009年以来8年ぶりとなるポストシーズン進出を果たした今季のロッキーズ。来季も引き続きポストシーズン進出を目指す方針だが、ジェフ・ブリディッチGMはどのようにチームを強化していくつもりなのか。ブリディッチが今オフの補強プランを明らかにしている。

 今季のロッキーズの躍進を投手陣の期待以上の頑張りが後押ししていたことは疑いようのない事実である。先発陣では新人投手たちの健闘が目立ち、ブルペン陣ではセーブ王に輝いたグレッグ・ホランドを中心に、途中加入のパット・ニーシェック、左腕のジェイク・マギーらが活躍。シーズン途中で加入した好捕手、ジョナサン・ルクロイの働きも大きかった。しかし、ここで名前を挙げたホランド、ニーシェック、マギー、ルクロイの4人はいずれもシーズン終了後にフリーエージェントとなっている。ブリディッチは「今オフは投手と捕手の補強を最優先に考えているよ」と、これらの選手の穴埋めが最優先事項であることを明言している。

 ホランドがフリーエージェントとなったクローザーについては、ホランドとの再契約を目指しつつ、ウェイド・デービスやブランドン・キンツラーも獲得候補に挙がっている。また、トレードでジャスティン・ウィルソン(カブス)、ザック・ブリットン(オリオールズ)、アレックス・コロメイ(レイズ)といったリリーバーの獲得に動く可能性もありそうだ。

 正捕手として活躍したルクロイとの再契約は間違いなく今オフのロッキーズにとって最優先事項である。ブリディッチはトレード市場やフリーエージェント市場における他の選択肢を模索しつつも、「(ルクロイと)交渉中だよ」とルクロイとの再契約に動いていることを明言した。

 一方、カルロス・ゴンザレスとマーク・レイノルズがフリーエージェントとなり、ポストシーズン進出を果たした今季のチームから正右翼手と正一塁手が抜ける形となったが、球団内に穴を埋め得る選手がいるため、こちらの穴埋めは後回しになっている。一塁にはイアン・デズモンドがおり、右翼にもヘラルド・パーラ、ライメル・タピア、デービッド・ダールとレギュラー候補が目白押し。ブリディッチはゴンザレスと再契約を結ぶ可能性について「現時点ではゼロだ。今後どこかで可能性が出てくるかもしれないけどね」と話しており、これらのポジションで主力級の選手を獲得する可能性は低いと見ていいだろう。

 ブルペンと捕手。この2つの補強に成功すれば、来季のロッキーズは今季同様、ナ・リーグ西部地区の戦いを盛り上げてくれるに違いない。


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