大谷が7球団との面会を完了 本命はパドレス&マリナーズか
2017.12.7 12:35 Thursday
日本時間12月7日、大谷翔平(北海道日本ハム)はパドレスとの面会を終え、これで「一次審査」を突破した7球団すべてとの面会が終了した。今後の予定は明らかになっていないが、現地の報道によると「二次審査」の内容を吟味したうえで、すぐに決断を下す可能性もあるようだ。
「一次審査」を突破して大谷との面会を終えたのはエンゼルス、マリナーズ、レンジャーズ、カブス、ドジャース、パドレス、ジャイアンツの7球団。レンジャーズとカブス以外は西海岸に本拠地を置く球団であり、大谷が西海岸の球団との契約を希望している様子がうかがえる。また、この7球団のうち、カブス、ドジャース、パドレス、ジャイアンツのナ・リーグ4球団は過去2年間にインターナショナル・ボーナスプールの上限を超えているため、大谷に対して最大で30万ドルの契約金しか提示できない。エンゼルス、マリナーズ、レンジャーズのア・リーグ3球団はいずれも230万ドルを超える契約金を提示可能だが、大谷が契約金の多寡を重視していないことはこれまでのプロセスからも明らかだ。
MLBネットワークのジョン・ヘイマンは大谷獲得のフロントランナーとしてパドレスを挙げている。球団フロントに野茂英雄、斎藤隆が在籍していることや、北海道日本ハムでトレーニングコーチを務めていた中垣征一郎がトレーナーとして在籍していること、2008年から今季までの10年間、北海道日本ハムとパドレスが業務提携を結び、北海道日本ハムがアリゾナ州のパドレスの施設で春季キャンプを行っていたことなどがその理由。現在パドレスに日本人選手が在籍していないことも大谷獲得を後押しするだろう、とヘイマンは指摘する。
同じくMLBネットワークのジョエル・シャーマンはパドレスを6番手に位置づける一方、マリナーズをフロントランナーに挙げる。マリナーズには日本人選手が活躍してきた歴史があり、ジェリー・ディポートGMは指名打者の打点王、ネルソン・クルーズを守備に就かせてまで大谷に指名打者としての出場機会を用意する方針を明らかにしている。また、2001年を最後にポストシーズン進出を果たせていないマリナーズが「ポストシーズン進出への最後の切り札」として大谷を迎え入れるであろうことを指摘している。
佳境を迎えつつある大谷争奪戦。世界トップクラスの才能を手に入れ、最後に笑うのはいったいどの球団だろうか。
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