Dバックスが救援左腕・マクファーランドと再契約
2017.12.7 16:27 Thursday
日本時間12月7日、ダイヤモンドバックスは先日ノンテンダーFAとしたばかりの救援左腕、T.J.マクファーランドと1年85万ドルで再契約を結んだことを発表した。AZcentral.comによると基本給85万ドルに加え、最大35万ドルの出来高が設定されているようだ。
マクファーランドは今年2月にオリオールズを解雇され、翌月にダイヤモンドバックスと契約。4月下旬にメジャー昇格を果たし、3年ぶりの先発登板1試合を含む43試合に登板して4勝5敗、防御率5.33をマークした。オリオールズ時代の2014年には37試合(うち1先発)に登板して防御率2.76をマークしたマクファーランドだが、その後は満足のいくシーズンを過ごすことができていない。
年俸調停権を取得し、MLBTradeRumors.comによる予想では来季年俸は100万ドルとなっていたが、ダイヤモンドバックスはマクファーランドに対して来季の契約をテンダー(=提示)しなかった。そのため、マクファーランドはノンテンダーFAとなったが、ノンテンダーFAとなってから5日後に当初の予想年俸を下回る金額で再契約に至った。
今オフのダイヤモンドバックスはクローザーのフェルナンド・ロドニーのほか、ホルヘ・デラローサ、デービッド・ヘルナンデスらがフリーエージェントとなり、ブルペンの再編が急務となっている。すでにレイズとのトレードを成立させ、一昨年のセーブ王であるブラッド・ボックスバーガーを獲得したが、今季セットアッパーとして飛躍を遂げたアーチー・ブラッドリーが先発再転向を希望しているとの報道もあり、ブルペンの頭数はまだ十分ではない。ダイヤモンドバックスはロドニーとの再契約を視野に入れているとも言われているが、ロングリリーフもこなせる左腕であるマクファーランドはキープしておきたい人材だったのだろう。計算できるリリーフ左腕がアンドリュー・チェイフィンしかいないというチーム事情もあり、来季もマクファーランドにはある程度の登板機会が与えられることになりそうだ。
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