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オリオールズのもとにマチャド獲得を希望する問い合わせ

2017.12.8 12:02 Friday

 マニー・マチャド(オリオールズ)はブライス・ハーパー(ナショナルズ)と同様、来オフのフリーエージェント市場における目玉の一人である。しかし、来オフを待たずしてオリオールズのもとにはマチャドがトレードされる可能性を探る問い合わせが届いているようだ。

 MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、オリオールズは今オフ、マチャドに関する問い合わせをすでに数球団から受けているという。MLB.comでオリオールズの番記者を務めるブリタニー・ギロリーはオリオールズがマチャドをトレードする可能性は極めて低いとしているが、マチャドがひとたびフリーエージェントとなってしまえばオリオールズが再契約を結ぶのは困難であるとの見方が強く、今オフ中に契約延長交渉がまとまらなければトレードでの放出に動く可能性もゼロではない。

 今季のマチャドは156試合に出場して打率.259、33本塁打、95打点、OPS.782をマーク。打率と出塁率(.310)はレギュラー定着後最低の数字だったが、Statcastの分析によるとマチャドは強い打球を打ちながらもアウトになったケースが非常に多く、不振の原因としてツキのなさを挙げる声も多い。そのため、今季の不振はマチャドの市場価値にそれほど大きな影響を与えていない。

 来オフ、マチャドとハーパーはともに総額4億ドルを超える契約を手にすると予想する声がある。そして、彼らを獲得する資金的余裕のある球団としてヤンキースとフィリーズが挙げられている。オリオールズとしてはこれらの球団とのマネーゲームになってしまうとおそらく勝ち目はない。契約延長が困難であればフリーエージェントとなる前にトレードしてしまうのも一つの方法だろう。ただし、その際にはトレードで得られる対価と、マチャドがフリーエージェントで流出した際に得られる補償を天秤にかけて判断を下すことになるはずだ。

 マチャドの引き留めに全力を注ぐ方針のオリオールズだが、最終的にどのような結末を迎えるのだろうか。


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