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カブスはシュワーバー放出に動くのか? 番記者が回答

2017.12.8 16:30 Friday

 若手の台頭により野手がやや人員余剰気味となりつつあるカブスは、今オフ中のトレードにより人員整理を図る可能性もある。ファンから寄せられた「カイル・シュワーバーをア・リーグのチームへトレードする可能性はあるか」との質問に、MLB公式サイトでカブスの番記者を務めているキャリー・マスカットが回答している。

 ファンから寄せられた質問の全文は以下の通り。「投手との交換でシュワーバーをア・リーグのチームへ放出するのが今オフのベストの動きのように思われる。この動きは起こりうるだろうか。あるいは、シュワーバーではなくイアン・ハップやアルバート・アルモーラJr.のような若手選手を放出する可能性はあるだろうか。シュワーバーは典型的なア・リーグ型の選手のように見える」

 投手補強が課題となっているカブスにとって、外野守備に難を抱えるシュワーバーを指名打者制のあるア・リーグのチームへ放出し、投手を獲得するというのは実に理にかなった動きである。実際、ヤンキースがシュワーバー獲得を検討しているとの報道もある。しかし、マスカットは「セオ・エプスタイン野球部門社長は同意しないだろう」とシュワーバー放出の可能性を否定する。

 エプスタインはシュワーバーについて「彼は我々が勝利を手にするために必要なタイプの選手である。不調のシーズンに30本塁打を放ったというのは素晴らしいことだよ。彼の魅力はパワーだけではない。将来的にはアンソニー・リゾーのようなオールラウンドな打者に成長するポテンシャルを持っているんだ」と語っており、その才能を高く評価している様子がうかがえる。また、タフネスやリーダーシップといった部分でも、エプスタインはシュワーバーを高く評価している。

 マスカットはシュワーバー放出の可能性は低いとし、シュワーバー同様に放出の可能性が低い選手としてクリス・ブライアント、リゾー、ウィルソン・コントレラスの名前を挙げている。一方、ハップのメジャー昇格により二遊間はハップ、ハビアー・バイエズ、アディソン・ラッセルがポジションを奪い合う状況となっており、「彼らのうち一人を投手獲得のために放出する可能性はある」とした。シュワーバーは来季も引き続き、強打を発揮しながらリグリー・フィールドのレフトを守ることになりそうだ。


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