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カブスがブルペン補強 剛腕・モローと合意目前に

2017.12.11 10:58 Monday

 ひょっとすると、ドジャースで復活を遂げた剛腕リリーバーがカブスの新たなクローザーとなるかもしれない。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、カブスはドジャースからフリーエージェントとなったブランドン・モローとの契約合意が目前に迫っているようだ。

 33歳のモローはドジャースに加入した今季、45試合に登板して6勝0敗2セーブ、防御率2.06、被打率.194、WHIP0.92という見事な成績を残し、自己ベストのシーズンを過ごした。平均球速97.7マイルの速球を武器に、レギュラーシーズンでの被本塁打はゼロ。ポストシーズンではチームの15試合中14試合に登板する奮闘ぶりで、チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献した。今季の大活躍もあり、フリーエージェントとなったモローにはセットアッパーやクローザーの獲得を目指す球団からの関心が集まっていたが、どうやらカブスがこの剛腕のハートを射止めたようだ。

 カブスはクローザーのウェイド・デービスのほか、上原浩治やブライアン・ダンシングがフリーエージェントとなっており、ジェイク・アリエタとジョン・ラッキーが抜けた先発陣同様にブルペン陣の補強が急務となっていた。モローはメジャー2年目、マリナーズ時代の2008年に10セーブを挙げた実績があり、今季のパフォーマンスを考えても、このままカブスがモローをクローザーに据えても決して不思議ではない。ただし、カブスはウィンター・ミーティングにおいてデービスの代理人と面会する予定を立てており、現時点ではモローをセットアッパーとして起用する方針のようだ。また、セットアッパーやクローザーとして十分な実績のあるアディソン・リードの獲得にも興味を示しているという。

 カブスはすでにラッキーの穴埋め役としてタイラー・チャットウッドを獲得しており、チャットウッド、モローという今オフの注目株2人をチームに加えることに成功した。大谷翔平(エンゼルス)こそ取り逃したものの、今オフのカブスの補強は今のところ順調に進んでいると見ていいだろう。


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