タイガースが先発右腕・ファイアーズを1年契約で獲得
2017.12.11 12:04 Monday
アストロズからノンテンダーFAとなったマイク・ファイアーズは複数年契約のオファーを蹴り、単年契約で勝負することを選択した。日本時間12月9日、タイガースはファイアーズと年俸600万ドルの1年契約を結んだことを発表した。
ファイアーズはブリュワーズ時代に先発投手として台頭し、2015年途中にアストロズへ移籍。移籍後4度目の登板でノーヒッターを達成し、翌2016年には自身初の2ケタ勝利(11勝)をマークするなど、先発ローテーションの一角として活躍してきたが、今季は29試合(うち28先発)に登板して8勝10敗、防御率5.22に終わった。与四球率3.64は自己ワーストの数字であり、与死球13もリーグ最多と安定感を欠き、被本塁打32本も自己ワースト。6月から7月にかけて好投を続け、一時は防御率を3点台半ばまで向上させたが、8月に防御率7.44、9月に防御率16.00と崩れ、最終的な防御率は5点台となってしまった。
ファイアーズのもとには数球団から2年契約のオファーが届いていたそうだが、ファイアーズはこれを拒否し、単年契約を選択。もちろん、自己ワースト級の成績に終わった今季から挽回し、来オフ、より好条件の複数年契約を得たいという思惑があることは間違いない。しかし、ファイアーズはタイガースと契約することを選択した大きな理由の一つとしてクリス・ボジオ投手コーチの存在を挙げている。ファイアーズはブリュワーズのマイナー時代にボジオの指導を受け、好成績を残した過去がある。「彼の存在がタイガースと契約した理由の一つだよ」とファイアーズは語っている。
ファイアーズの加入により、タイガースの先発ローテーションはマイケル・フルマー、マシュー・ボイド、ジョーダン・ジマーマン、ファイアーズ、ダニエル・ノリスと一応の形はできあがった。ただし、タイガースはファイアーズ同様に不本意なシーズンを過ごしたクリス・ティルマンにも興味を示していることが報じられており、ボイド、ノリスといった若手投手のサポート役として実績のある投手を加える可能性はありそうだ。
関連ニュース
12月8日 再建突入のタイガース 平野ら3投手がターゲット?
関連動画
10月4日 2017年タイガース名場面集