ロッキーズの捕手補強が完了 アイアネッタが古巣復帰
2017.12.11 12:32 Monday
今季途中に加入し、正捕手として活躍したジョナサン・ルクロイとの再契約を目指していることが報じられていたロッキーズだが、最終的には馴染みのあるベテラン捕手と契約合意に至った。日本時間12月9日、ロッキーズはクリス・アイアネッタと2年契約を結んだことを発表した。
ロッキーズのジェフ・ブリディッチGMは捕手の補強が今オフの最優先課題の一つであることを明らかにしていた。ルクロイとの再契約交渉を進めていると見られていたが、2006年から2011年までロッキーズでプレイしていた34歳のベテラン捕手を呼び戻すことでロッキーズの「捕手問題」は決着した。
今季のアイアネッタはジェフ・マシスやクリス・ハーマンとの併用になるなか、89試合に出場して打率.254、17本塁打、OPS.865をマーク。限られた出場機会のなかで自己最多に迫る17本塁打を放ち、OPSは2008年(.895)に次ぐ自己2番目の数字だった。前回在籍時には6シーズンで打率.235、63本塁打、OPS.788をマーク。当時に比べると特に守備面で安定感が増しており、控え捕手と上手く併用しながら起用すれば今季同様の好パフォーマンスが期待できるはずだ。
ロッキーズは今季、トニー・ウォルターズとトム・マーフィーの併用でシーズンを乗り切る方針だったが、マーフィーが右前腕の骨折で出遅れる誤算。ライアン・ハニガンやダスティン・ガーノウにも出場機会が与えられたものの、チームがポストシーズン進出を目指す戦いを続けるなかで捕手の補強が必要となり、ルクロイの獲得に動いたという経緯があった。チームに安定感をもたらしたルクロイのパフォーマンスを高く評価し、ロッキーズは再契約に動いていたが、どうやら合意には至らなかったようだ。
「プランA」のルクロイを諦め、早々に「プランB」のアイアネッタを獲得する形となったが、決して悪い選択ではない。7年ぶりに古巣に戻ってきたベテラン捕手が、若手投手が顔を揃える先発ローテーションをしっかりサポートしてくれることを期待したい。
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