モリス&トラメル タイガースOBの2人が殿堂入り
2017.12.11 13:03 Monday
日本時間12月11日、アメリカ野球殿堂は1970年から1987年までの期間に活躍した人物を対象とした殿堂入り投票の結果を発表し、通算254勝のジャック・モリスと通算2365安打のアラン・トラメルが選出された。
現在、ベテランズ委員会による殿堂入り選考は時代を4つに分けて行われており、今回は1970年から1987年までの期間にあたる「Modern Baseball」が対象。10人の候補者に対して16人の選考委員が投票し、14票を獲得したモリスと13票を獲得したトラメルが殿堂入りを果たした。モリスはタイガース、ツインズ、ブルージェイズ、インディアンスで計18年間プレイし、最多勝を2度獲得。タイガース、ツインズ、ブルージェイズの3球団でワールドシリーズ制覇を経験し、ツインズ時代の1991年にはワールドシリーズMVPに輝いた。なお、1980年代にマークした162勝はメジャー最多の数字である。トラメルはタイガース一筋で20年間にわたって活躍。シルバースラッガー賞を3度、ゴールドグラブ賞を4度獲得し、1984年のワールドシリーズではMVPに選出された。タイガースOBの両選手が殿堂入りを果たした一方、選手会の発展に大きく貢献したマービン・ミラーは今回も選出されず。ミラーを頑なに殿堂入りさせない球界に対しては批判の声も出ている。
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