パイレーツが若き剛腕クローザー・リベロとの契約延長を検討か
2017.12.11 15:43 Monday
今季急成長を遂げ、73試合に登板して21セーブ&14ホールド、防御率1.67という好成績をマークしたフェリペ・リベロ(パイレーツ)。日本時間12月12日にリベロの代理人が球団フロントと面会の場を設ける予定となっており、契約延長に向けての話し合いが行われることになりそうだ。
「僕はもうしばらくここ(=パイレーツ)にいたいんだ。ここはとても居心地がいい。だから、あと数年はここにいたいんだよ」とトレード候補に挙げられることもあるリベロはパイレーツへの愛着を語る。メジャー3年目を終えたリベロはまだメジャー登録日数が3年に達していないものの、いわゆる「スーパー2」の対象となり、すでに年俸調停権を手にしている。来季の年俸は310万ドル前後になることが予想されているが、少なくともあと4年、2021年までは保有可能であり、パイレーツとしては契約延長を急ぐ必要はない。
しかし、早期に契約延長を結ぶことによるメリットもある。リベロ側のメリットは毎年契約のことを心配する必要がなくなることだ。契約を延長してしまえば年俸調停に煩わされることはなくなるし、故障や不振により不本意なシーズンを過ごした場合にも当初の契約額は保証される。要するに、野球に集中できるというメリットがあるわけだ。一方、パイレーツ側のメリットは故障や不振のリスクを負う代わりに毎年契約を更新する場合よりも安価で契約を結ぶことができることだろう。リベロの今後の成長次第ではお買い得な契約となる可能性も秘めている。
リベロは代理人が球団フロントと面会した翌日、日本時間12月13日に代理人と話し合う予定だ。なお、リベロは先日代理人をスコット・ボラスからフランシス・マルケスに変更しているが、この決定はリベロの姉によるものだという。「代理人というのは野球選手としての僕だけでなく、僕の家族全員を代表する必要があるんだ。だから(代理人が変わったのは)良いことだと思うし、姉も満足していた。姉はなんでも知っているよ」とリベロ。果たして、パイレーツはリベロの姉が満足する条件を用意し、今季飛躍を遂げた剛腕クローザーと契約延長を結ぶことができるだろうか。
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