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スタントン移籍はドンブロウスキーのプランに影響なし

2017.12.12 11:17 Tuesday

 宿敵・ヤンキースにジャンカルロ・スタントンが加入したレッドソックスだが、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長に焦りの色は見えない。ドンブロウスキーはスタントンのヤンキース移籍がレッドソックスの補強プランに影響を及ぼさないことを強調している。

 「スタントンがヤンキースへ移籍したことによる影響はないよ。彼は確かに凄い選手だけど、それが我々の行動を変化させることはない。我々はすでにベストの球団になるために動き始めているんだからね」とドンブロウスキー。レッドソックス・ファンは宿敵の大型補強を目の当たりにして一刻も早い戦力補強を求めるかもしれないが、ドンブロウスキーの目標はあくまでも2018年シーズンの開幕日までにチームを完成させることだ。ドンブロウスキーは「(ウィンター・ミーティングの)4日間で全ての課題が解決できるとは思わない」と語り、補強を焦らない方針を明確にしている。

 レッドソックスの最優先課題は打線の核となるスラッガーを獲得することだ。獲得候補として名前を挙げられているのはJ.D.マルティネスとエリック・ホズマー。しかし、ドンブロウスキーは「外野陣には満足している」と語っており、アンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ムーキー・ベッツの外野陣を動かす意思はない。マルティネスがレッドソックスに加入する場合、ほぼ指名打者に固定されることになり、それをマルティネスが受け入れるかどうかがポイントとなりそうだ。また、ホズマーについてはレッドソックスが求めているような典型的なスラッガータイプの打者ではない。ただし、「我々はメイクアップやリーダーシップを重視している」とドンブロウスキーは語っており、そうした面を高く評価されるホズマーがレッドソックスに加わる可能性は十分にある。

 「我々が倒さなければならないのはヤンキースだけではない。我々の目標は地区優勝ではなくワールドシリーズを制覇することなのだから、アストロズやインディアンス、その他のポストシーズンに出場するチームを倒さなければならないんだ」と語るドンブロウスキーは2018年シーズンの開幕日までにどのようなチームを作り上げるのか。今後の動きに注目が集まっている。


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