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ロッキーズが強打堅守の一塁手・サンタナの獲得に興味

2017.12.12 12:54 Tuesday

 ロッキーズはフリーエージェント市場において強打堅守の一塁手、カルロス・サンタナの動向を注視しているようだ。ジェイ・ブルースやローガン・モリソンへの関心も報じられるなか、ロッキーズはサンタナに対して最も熱い視線を注いでいるという。

 今季のサンタナは154試合に出場して打率.259、23本塁打、79打点、OPS.818をマーク。自己最多の34本塁打を放ち、OPS.865をマークした昨季と比較するとやや物足りないシーズンとなったが、88四球を選んで出塁率.363をマークしたようにハイレベルな選球眼は今季も健在。また、初の守備タイトルとなる「ウィルソン年間優秀守備選手」に一塁手部門で選出され、打撃だけの選手でないことを大いにアピールした。

 サンタナの最大の魅力が安定感のある打撃であることは間違いないが、ロッキーズにとっては堅実な一塁守備も大きな魅力となる。ロッキーズの内野陣は二塁のDJレメイヒュー、三塁のノーラン・アレナード、遊撃のトレバー・ストーリーと名手揃い。難しい打球を好捕することも多く、それに伴う送球は一塁手にとって難しいボールとなることが多い。過去2シーズンはマーク・レイノルズが正一塁手として奮闘していたが、平均レベルのレイノルズに代わって好守のサンタナが加わることにより、ロッキーズの内野守備がさらに安定感を増すことは間違いない。サンタナの加入は攻守両面でロッキーズに大きな戦力アップをもたらすだろう。

 また、ロッキーズがサンタナの獲得に成功すれば、現時点で正一塁手の最有力候補となっているイアン・デズモンドを外野に回すことができる。ロッキーズはカルロス・ゴンザレスがフリーエージェントとなり、外野が一枠空いている。サンタナを獲得すれば一塁と外野の空席を一気に埋めることができ、まさに「一石二鳥」というわけだ。サンタナには今季まで所属していたインディアンスのほか、レンジャーズ、パドレス、フィリーズ、レッドソックス、マリナーズなどが興味を示していると報じられているが、いったいどのチームがこの強打堅守の一塁手を手に入れるのだろうか。


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