フィリーズが再びブルペン補強 右腕・ハンターを獲得へ
2017.12.13 11:56 Wednesday
昨日、ベテラン右腕のパット・ニーシェックと2年契約を結んだばかりのフィリーズが再びブルペンの補強に動いた。MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーによると、フィリーズはトミー・ハンターとの契約合意が目前に迫っているようだ。
フィリーズは才能豊かではあるものの、まだ確実に計算できる戦力となっていない先発投手陣をサポートするために、ブルペンを強化する方針を明らかにしている。昨日、今年7月にトレードで放出したニーシェックを呼び戻したばかりだが、今度は今季レイズで自己ベストの防御率をマークした右腕を獲得することに成功したようだ。
現在31歳のハンターは今年3月にレイズと契約。マイナー契約からのスタートとなったが、開幕ロースター入りを勝ち取り、最終的には61試合に登板して3勝5敗1セーブ26ホールド、防御率2.61の好成績をマークした。防御率だけでなく、被打率.202やWHIP0.97、奪三振率9.82なども自己ベストを更新。キャリアハイのシーズンを過ごしたと言っても過言ではないだろう。
現時点では、フィリーズの来季の先発ローテーションはアーロン・ノラ(24歳)、ジェラッド・アイコフ(27歳)、ビンス・ベラスケス(25歳)、ニック・ピベッタ(24歳)、ベン・ライブリー(25歳)という顔ぶれになりことが予想されているが、規定投球回をクリアした経験があるのはノラ(2017年)とアイコフ(2016年)の2人だけ。各投手がフルシーズン働けるかどうかは全くの未知数であり、フィリーズはこれらの若手先発投手の負担を減らすためにブルペンの層を厚くすることを目指している。たとえ先発投手が5イニングしか投げられなくとも、ブルペンの層が厚ければ残りの4イニングをブルペンで担うことが可能になるというわけだ。
ニーシェックとハンターの加入により、ブルペンが大幅に戦力アップしたフィリーズ。若手選手がズラリと並ぶ打線と先発ローテーションの出来次第では、今季のツインズやブリュワーズのように期待以上の快進撃を見せる可能性もありそうだ。
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