カーショウがウォーレン・スパーン賞を受賞 史上最多タイ4度目
2017.12.13 14:29 Wednesday
最も優秀なパフォーマンスを見せた左腕に贈られる「ウォーレン・スパーン賞」の受賞者が発表され、クレイトン・カーショウ(ドジャース)が2014年以来3年ぶり4度目の受賞。同賞創設初年度から4年連続で受賞したランディ・ジョンソンと並んで史上最多受賞者となった。
「ウォーレン・スパーン賞」は左腕史上最多となる通算363勝を挙げたウォーレン・スパーンの功績を称えてオクラホマ・スポーツ博物館によって1999年に創設された賞であり、その年に最も優秀なパフォーマンスを見せた左腕に贈られる。創設初年度の1999年から4年連続でランディ・ジョンソンが受賞し、ヨハン・サンタナが2度(2004年、2006年)、CCサバシアが3度(2007年から3年連続)受賞するなど、メジャーを代表する左腕が受賞者リストに名を連ねてきた。カーショウは2011年に初受賞したあと、2013年と2014年にも連続受賞しており、今回が史上最多タイとなる4度目の受賞となった。
今季のカーショウは腰痛により7月下旬から1ヶ月以上にわたって戦列を離れたため27試合のみの登板に終わったものの、18勝4敗、防御率2.31、202奪三振の好成績をマーク。最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いたほか、勝率.818やK/BB6.73もリーグトップの数字だった。しかし、175回という投球イニング数の少なさが災いし、4度目のサイ・ヤング賞受賞はならなかった(サイ・ヤング賞の投票ではナショナルズのマックス・シャーザーに次いで2位)。
ポストシーズンではワールドシリーズ第7戦でのリリーフ登板を含む6試合に登板し、3勝0敗、防御率3.82、被打率.179をマーク。ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第1戦で4本塁打を浴び、アストロズとのワールドシリーズ第5戦では5回途中6失点でノックアウトされたが、その他の4登板はいずれも相手打線を2点以内に封じ、チームのリーグ優勝に貢献した。まだ29歳ながらすでに様々なタイトルを手にしているカーショウ。来季の目標はもちろん、今季あと一歩届かなかったワールドシリーズ制覇だろう。
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