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リリーバーの契約が続々決定 アストロズはスミスを獲得

2017.12.14 16:33 Thursday

 今季のワールドシリーズ王者であるアストロズが収穫なしでウィンター・ミーティングを終えることはなかった。日本時間12月14日、アストロズは救援右腕のジョー・スミスと2年契約で合意に至ったことを発表。明日、本拠地ミニッツメイド・パークで入団記者会見が行われる予定となっている。

 現在33歳のスミスはサイドハンドの救援右腕。2007年にメッツでメジャーデビューを果たして以降、37試合のみの登板に終わった2009年を除いて少なくとも53試合以上に登板しており、2007年~2017年の698登板はメジャー全体で最多の数字である。今季は1年契約でブルージェイズに加入し、7月末に古巣インディアンスへ移籍。2球団合計で59試合に登板し、3勝0敗1セーブ22ホールド、防御率3.33と例年通りの安定したパフォーマンスを披露した。

 アストロズのジェフ・ルーノウGMは「我々は投手の補強、特にブルペンの補強を最優先に考えている」と語っていたが、まずはスミスを獲得することにより今季限りでフリーエージェントとなりカージナルスと契約したルーク・グレガーソンの穴を埋めた格好だ。ルーノウは「先発投手を1~2人ブルペンに回すことも考えている」とも語っており、さらなるブルペンの補強を行わない可能性を示唆したが、ブルペンの左腕不足は深刻。計算できるリリーフ左腕がトニー・シップしかいないという状況であり、フェルナンド・アバッド、ホルヘ・デラローサ、ブライアン・ダンシング、フランシスコ・リリアーノらをターゲットとしてリリーフ左腕の補強に動くことになるだろう。

 「我々は3年前、(ルーク・)グレガーソンと(パット・)ニーシェックに投資をした。2年前には(ケン・)ジャイルズを獲得する大型トレードを成立させた。これからもブルペンを最重要視していくつもりだよ。この方針はきっと変わらないだろう」とルーノウ。打線と先発ローテーションに大きな穴はなく、ブルペンの充実度がワールドシリーズ連覇のカギを握っていると言っても良さそうだ。


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