English Español 韓国語

ピスコッティがアスレチックスへ 難病患う母のもとでプレイ可能に

2017.12.14 17:26 Thursday

 日本時間12月14日、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはカージナルスとアスレチックスの間でトレードが合意に達したことを報じた。アスレチックスはマイナー2選手を放出し、カージナルスから好打の外野手、スティーブン・ピスコッティを獲得する見込みである。

 現時点で両球団からの正式な発表はなく、アスレチックスからカージナルスへ移籍するマイナー2選手も明らかになっていないが、現地の報道を見る限り、トレードが合意に達したことは間違いない。マーセル・オズーナの獲得により外野がさらに人員過剰となったカージナルスと、クリス・デービスを指名打者に固定するために外野手を欲していたアスレチックスの利害が一致。トレード交渉は以前から行われていたが、カージナルスのオズーナ獲得が決定し、トレード交渉が合意に向けて加速した格好だ。

 現在26歳のピスコッティはメジャー定着1年目となった昨季、153試合に出場して打率.273、22本塁打、85打点、OPS.800をマーク。今季開幕直前には6年3375万ドルで契約を延長するなど主軸打者としての活躍を期待されていたが、今季は故障の影響もあって107試合で打率.235、9本塁打、39打点、OPS.708に終わった。トミー・ファムの台頭やオズーナの加入によりすでに定位置を失っており、メジャー3年目を終えたばかりでありながらアスレチックスへトレードされることとなった。

 なお、今回のトレードには戦力補強以外の意味合いも込められていることが報じられている。ピスコッティはカリフォルニア州プレザントン出身。プレザントンで暮らすピスコッティの母・グレッチェンが今年のはじめに難病の筋萎縮性側索硬化症を患っており、ピスコッティは今回のトレードにより母のもとでプレイすることが可能になった。カージナルスはピスコッティのトレード交渉を開始するにあたり、プレザントン近郊に本拠地を置くアスレチックスまたはジャイアンツへのトレードを最優先に考えていたという。

 トレードに関しては戦力面での損得ばかりが語られがちだが、今回のトレードがカージナルスとアスレチックスの両球団のみならず、ピスコッティの家族にとっても幸せなものとなることを祈るばかりである。


 関連ニュース

  11月30日 アスレチックスが便利屋右腕・ペティートと2年契約

  11月28日 アスレチックスがスモリンスキーとの調停を回避し1年契約

  11月18日 アスレチックスの三塁ベースコーチにM.ウィリアムズ

  11月16日 アスレチックス 右打ちの外野手の獲得を目指す


 関連動画

  10月5日 2017年アスレチックス名場面集

spotvnow