カブスがさらなるブルペン補強 右腕・シーシェックを獲得
2017.12.15 10:44 Friday
投手陣の補強を進めているカブスにまた一人、実績のあるリリーバーが加わることになった。日本時間12月15日、カブスが通算121セーブの実績を誇るリリーフ右腕、スティーブ・シーシェックと2年契約で合意に至ったことが明らかになった。
今季のシーシェックは故障者リストで開幕を迎え、5月中旬に戦列復帰。マリナーズで23試合に登板して防御率3.15、被打率.183をマークしたあと7月下旬にレイズへトレードされ、移籍後は26試合で防御率1.09、被打率.153と見事なピッチングを披露した。シーズントータルでは49試合に登板して3勝2敗1セーブ15ホールド、防御率2.01、被打率.167の好成績をマーク。防御率は3試合にしか登板しなかったデビューイヤー(2010年)を除けば自己ベストの数字だった。
今オフのカブスはすでに右腕のブランドン・モローと左腕のダリオ・アルバレスをブルペンに加えており、ブルペンの補強はシーシェックが3人目。フリーエージェントとなったクローザーのウェイド・デービスとの再契約を模索しているが、デービスが他球団へ流出した場合、モローがクローザーとなり、シーシェックはセットアッパーを務めることになるだろう。
セオ・エプスタイン野球部門社長は「先発投手市場はフリーエージェントにおいてもトレードにおいても少しスロースタートになっていると感じている。我々は辛抱強く(補強に)取り組むつもりだよ。先発とリリーフの両面で補強の可能性を探っていく」と話しており、今後も引き続き投手の補強を進めていくことになりそうだ。先発ローテーションからはジェイク・アリエタとジョン・ラッキーが抜け、タイラー・チャットウッドを3年契約で獲得したものの、まだ1枠空いている状況。獲得候補としてはアレックス・カッブの名前が浮上している。
同地区のカージナルスも積極的に補強を進めており、地区王者のカブスも決してうかうかしてはいられない。まずはアリエタに代わる先発投手の獲得とクローザーの確保が最優先の課題となるだろう。
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