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ブルージェイズにドナルドソン放出の意思なし

2017.12.15 15:30 Friday

 日本時間12月15日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールはカージナルスがジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)の獲得を目指していることを報じた。しかし、ブルージェイズはドナルドソン放出について消極的な姿勢を崩しておらず、トレード成立の見込みは立っていない。

 打線のグレードアップを目指すカージナルスがドナルドソンを獲得候補の一人に挙げていることは、これまでにもたびたび報じられてきた。ブルージェイズはドナルドソン放出の可能性を完全に否定したわけではないものの、ロス・アトキンスGMが「我々がより良いチームを作ろうとするならば、ジョシュ(・ドナルドソン)がいない状況は想像しがたい」と語ったように、少なくともドナルドソン放出を前向きに考えている様子はない。「彼なしでより良いチームを作っていくのは極めて困難だろう。彼は球界のベスト・プレイヤーの一人なのだから」という言葉からもうかがえるように、アトキンスはチームがポストシーズン進出を目指すうえでドナルドソンは不可欠な戦力であると認識しているのだ。

 ドナルドソンとブルージェイズの間で契約延長に関する交渉が行われている気配はなく、ドナルドソンは来季終了後にフリーエージェントとなる可能性が極めて高い。ドナルドソンの放出が有り得るとすれば、ブルージェイズが来季のポストシーズン争いから脱落した場合だろう。ただし、ヤンキースとレッドソックスが充実した戦力を整えるなかでポストシーズン進出を目指すのは決して簡単なことではなく、アレックス・コロメイやエバン・ロンゴリア、クリス・アーチャーらの放出が噂されているレイズのように、ブルージェイズが来季のポストシーズン進出を諦めて将来を見据えたチーム作りに乗り出す可能性はゼロではない。

 マーセル・オズーナの獲得に成功したカージナルスはさらなる打線の補強として内野のグレードアップに目を向けており、マニー・マチャド(オリオールズ)にも興味を示している。同じ強打の三塁手であるマチャドの行方も、ドナルドソンの動向に大きな影響を与えることになりそうだ。


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