ナショナルズの正三塁手・レンドン 契約延長に前向き
2017.12.18 12:01 Monday
2011年のドラフトでナショナルズから1巡目(全体6位)指名を受けてプロ入りし、正三塁手として見事な活躍を見せているアンソニー・レンドン。日本時間12月18日に行われたファンフェスタにおいて、レンドンはナショナルズとの長期契約延長に前向きであることを明らかにした。
レンドンは故障の影響もあってわずか80試合のみの出場に終わった2015年から立ち直り、打率.270、20本塁打、85打点、OPS.797をマークした2016年にカムバック賞を受賞。今季はさらに成績を伸ばし、打率.301、25本塁打、100打点、OPS.937の好成績でMVP投票では6位にランクインした。レンドンがフリーエージェントとなるのは早くても2019年シーズン終了後だが、ここ2シーズンの好成績を考えると、契約延長に向けて動くのは今オフがベストのタイミングになるだろう。
レンドンは「僕は1つの球団に居続けたい。ナショナルズは素晴らしい組織だ」とナショナルズへの愛着を口にしたが、ナショナルズとの交渉を担当するのはレンドン自身ではなく、敏腕代理人として名を馳せるスコット・ボラスである。「僕が学校をドロップアウトしているから、(交渉を任せるために)彼を雇ったんだよ。僕はプレイすることだけに集中できるんだ」とレンドン。ボラスはウィンター・ミーティングの際に、年俸調停権を有する選手に関する議論は1月に行うとの方針を明らかにしており、ナショナルズとの契約延長交渉が行われるのは年が明けてからになりそうだ。
マイク・リゾーGMも「(レンドンとの契約延長は)我々が確実に議論するであろう事項だよ」と契約延長に前向きな姿勢を示しており、ボラスとナショナルズの間で契約延長交渉が行われることは間違いない。「アンソニー(・レンドン)は我々のチームに大きな貢献をしてきた。生え抜きの選手だし、素晴らしいパフォーマンスを続けているし、我々の組織のコアとなる選手だよ」とレンドンを高く評価している。双方の発言から判断する限りでは、来季の開幕までに契約延長が合意に達する可能性は高そうだ。
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