ここまで目立った動きのないダルビッシュにカブスが興味
2017.12.18 16:25 Monday
ここ1週間半のうちに4人の投手と契約したカブスの次なるターゲットはジェイク・アリエタの穴を埋め得る先発投手だ。CBSシカゴのブルース・レバインによると、カブスはドジャースからフリーエージェントとなったダルビッシュ有の獲得に興味を示しているという。
現在31歳のダルビッシュはアリエタとともに、今オフのフリーエージェント市場においてベストの先発投手と目されている。もしダルビッシュがカブスと契約すれば、ジョン・レスターと左右のエース・コンビを形成するだけでなく、レスター、ダルビッシュ、カイル・ヘンドリックス、ホゼ・キンターナ、タイラー・チャットウッドと好投手がズラリと並ぶ先発ローテーションはメジャーで有数のものとなるだろう。ダルビッシュの契約はかなり大規模なものになることが予想されており、ダルビッシュ争奪戦に加わることのできるチームはそれほど多くない。レバインによると、ダルビッシュはツインズとアストロズの関係者とも面会を済ませているようだ。
カブスはここ1週間半のうちにチャットウッド、ドリュー・スマイリー、ブランドン・モロー、スティーブ・シーシェックの4投手を獲得。スマイリーは来季の大部分を欠場することが確実であり、2019年に向けての補強と言われているが、チャットウッド獲得によりジョン・ラッキーの穴を埋め、モローとシーシェックの獲得によりブルペンの補強に成功した。残りの補強ポイントはアリエタとウェイド・デービスの穴。デービスが抜けたクローザーについてはデービスとの再契約も噂されているが、新加入のモローも候補の一人である。カブスはアリエタの穴を埋め得る存在としてダルビッシュに注目している一方、同じくフリーエージェントのアレックス・カッブの獲得に動いているとの報道もある。
クオリファイング・オファーを提示された9選手のうち、現時点で契約が決まったのがカルロス・サンタナ(フィリーズ)だけであるように、今オフは大物選手の動きが遅いオフシーズンとなっている。ダルビッシュはクオリファイング・オファーの対象ではないものの、大型契約が必要ということもあり、やはり現時点では目立った動きは見られない。大物選手市場はどのタイミングで大きく動き始めるのか。来季の戦力図が見え始めるまでにはまだもうしばらく時間が掛かりそうだ。
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