インディアンスの新たな正一塁手は誰だ 番記者が回答
2017.12.19 14:43 Tuesday
今季まで正一塁手として活躍したカルロス・サンタナがフリーエージェントとなってフィリーズと契約し、新たな正一塁手を必要としているインディアンス。ファンから寄せられた「インディアンスの最も有力な正一塁手候補は誰?」との質問に、MLB公式サイトでインディアンスの番記者を務めるジョーダン・バスティアンが回答している。
サンタナがフィリーズと契約する前、インディアンスのテリー・フランコーナ監督はサンタナが他球団へ流出した場合について「一塁を守ることのできる選手はチーム内に数名いる。でも、おそらく誰かと契約することになるだろうね」と語っていた。この言葉から判断する限り、インディアンスはフリーエージェント市場で新たな正一塁手と契約する可能性が高い。
これまでの報道ではローガン・モリソンとマット・アダムスの2人が候補として挙がっている。他にもヨンダー・アロンゾ、ルーカス・デューダ、マイク・ナポリ、マーク・レイノルズ、アダム・リンドなど候補は多数いるが、バスティアンは「興味深く、(契約の)可能性がある選択肢」としてモリソンを挙げた。
今季のモリソンはメカニクスやアプローチに変更を加えたことが功を奏し、打率.246、38本塁打、85打点、OPS.868という自己ベストのシーズンを過ごした。サンタナのほうが二塁打や四球が多く、三振が少ないという違いこそあるものの、今季だけを見ればモリソンはサンタナと遜色ない活躍を見せている。モリソンのほうがサンタナよりも若く、インディアンスにとって魅力的な選択肢であることは間違いない。
しかし、モリソンとサンタナには大きな違いがある。それは成績の安定性だ。サンタナは2011年から7年間、正一塁手として安定したパフォーマンスを続けてきた。一方のモリソンは同期間で規定打席到達は3度だけ。OPS.800以上のシーズンは今季だけである。バスティアンはインディアンスのクリス・アントネッティ野球部門社長の「選手のメカニクスの変更がその選手の価値にどれくらい影響を与えるのだろう。それは維持可能なのか、それとも一年限りなのか」との言葉を紹介し、今季ブレイクを果たしたモリソンに対する評価の難しさを強調している。
市場の動きが遅いこともあり、まだ市場には数多くのオプションが残されている。バスティアンはジェイ・ブルースとの再契約も選択肢の一つに挙げているが、ワールドシリーズ制覇を目指すインディアンスはサンタナの後釜に誰を選択するのだろうか。
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