ツインズ「ダルビッシュ獲得が最優先」の方針に変化なし
2017.12.19 16:32 Tuesday
ルール5ドラフトが終了し、ウィンター・ミーティングが幕を閉じたあと、ツインズのサッド・レバインGMは日本メディアに囲まれた。彼らはツインズが本気でダルビッシュ有の獲得を目指しているのかどうかを確認したかったのだ。そして、ツインズの「ダルビッシュ獲得が最優先」との方針は現時点では変わっていない。
レバインはダルビッシュが2012年にレンジャーズと契約した当時、レンジャーズでGM補佐を務めていた。レンジャーズのダルビッシュ獲得に関わった人物の一人なのだ。オフシーズンが始まったばかりのころ、レバインは今オフのツインズの最優先課題がダルビッシュの獲得であることを明言。そして今、レバインはツインズが引き続きダルビッシュに興味を持ち続けていることを明らかにしており、ツインズにとってダルビッシュ獲得は最優先課題であり続けている。ポール・モリター監督もウィンター・ミーティング期間中に自軍がダルビッシュに強い関心を寄せていることを認めていた。
今オフは救援投手が続々と契約先を決めている一方、先発投手市場はかなりのスローペースとなっている。特にトップクラスの先発投手にはほとんど動きがなく、ダルビッシュのほか、クオリファイング・オファーを提示されたジェイク・アリエタ、ランス・リン、アレックス・カッブの3人はいずれもまだ契約先が決まっていない。そうした市場の情勢もあり、レバインはアービン・サンタナとホゼ・ベリオスが中心となっている先発ローテーションにダルビッシュを加えたい意向を明らかにしているものの、ダルビッシュとの契約が短期間でまとまるとは考えていないようだ。
過去にツインズがフリーエージェント市場で結んだ契約はサンタナの4年5500万ドルが最高額である。ダルビッシュは総額1億ドルを超える契約を手にすることが確実視されており、ツインズと契約した場合は球団史上最高額のフリーエージェント契約となる。ジョー・マウアーとの8年1億8400万ドルの超大型契約が来季で終了するほか、2019年以降の契約が残っているのはフィル・ヒューズ、ジェイソン・カストロ、マイケル・ピネイダの3人だけという状況であり、ダルビッシュ獲得に関して資金面での問題はない。ダルビッシュ獲得に向けて、レバインは今後数週間のうちに猛アタックをかけることになりそうだ。
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