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ブリットンがアキレス腱断裂 少なくとも4ヶ月離脱へ

2017.12.21 10:58 Thursday

 日本時間12月21日、オリオールズを衝撃のニュースが襲った。クローザーのザック・ブリットンがトレーニング中に右アキレス腱を断裂。日本時間12月22日に手術を受ける予定で、回復には少なくとも4ヶ月掛かる見込みであり、来季の開幕に間に合わないことはほぼ確実となった。

 「おそらく僕が今までに経験したことのなかで、最もフラストレーションが溜まる出来事だよ」とブリットンは今回の故障についてコメントした。「今季もフラストレーションの溜まるシーズンだったけど、(その故障は)小さなものだった。でも、今回も長期間にわたって影響を与えるような故障ではない。できるだけ早く手術を受けてリハビリをして、以前のピッチングを取り戻したいね。キャリアを脅かすような故障ではないからね」と前向きなコメントを残したブリットンだが、今回の故障はオリオールズにとって二重の意味で痛手となる。

 故障により不本意なシーズンを送ったとはいえ、メジャー屈指の実力を誇る絶対的クローザーの離脱がチームにとって痛手でないわけがない。ダン・デュケット野球部門副社長は「幸運なことに、我々のブルペンには試合終盤を任せられる投手が何人もいる」と語っており、ブラッド・ブラックやマイケル・ギブンズが試合終盤を担うことになる見込みだが、ブリットンの穴を埋めるリリーフ左腕の補強は必須だろう。また、トレードの噂が浮上していたブリットンを今オフ中に放出することは事実上不可能となった。来季終了後にフリーエージェントとなるブリットンだが、仮にオリオールズが真剣にブリットンのトレードを検討していたとすれば、チームの未来予想図に狂いが生じかねない。

 「キャッチボールをしたあと、いつも通りのランニングをしていただけなんだ。誰かが足をパンチしたような感覚だった。倒れ込んだよ。おそらく僕が今までに経験した中で最も痛かったね」と当時の様子を振り返ったブリットン。絶対的クローザーを失うという予想外のトラブルに見舞われたオリオールズは、マニー・マチャド放出への動きを加速させるかもしれない。


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