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ジャイアンツとブルースは相思相愛?

2017.12.21 16:31 Thursday

 日本時間12月21日にレイズからエバン・ロンゴリアを獲得するトレードを成立させたジャイアンツはさらなる打線強化を目指している。ジャイアンツが獲得候補に挙げているスラッガーの一人が、今季メッツとインディアンスで自己最多の36本塁打を放ったジェイ・ブルースである。

 ESPNの報道によると、ジャイアンツはブルース獲得に興味を持ち続けているものの、3年を超える長期契約をオファーするつもりはないという。ブルースはメジャーでの10シーズンで30本塁打以上を5度、20本塁打以上を9度記録し、通算277本塁打をマーク。直近2シーズンで69本塁打を放っている長打力はジャイアンツにとって大きな魅力だ。しかし、その一方で通算打率.249、通算出塁率.319という数字には不安が残る。近年は低出塁率のスラッガーに厳しいオフが続いており、今オフもその傾向に変化はない。ブルースとしては3年契約のオファーがあるのであれば、すぐにオファーを受け入れてしまうのが得策なのかもしれない。

 ジャイアンツがブルース獲得に興味を示している一方で、ブルースもジャイアンツとの契約を希望しているようだ。ブルースの代理人を務めるマット・ソスニックはKNBRラジオで「もしジェイ(・ブルース)がサンフランシスコと契約すれば、彼は興奮するだろうね」とコメント。さらに、ブルースが希望する移籍先がジャイアンツとアストロズのいずれかであることを明らかにした。アストロズには戦力的にも資金的にもブルースを迎え入れる枠はなく、ジャイアンツとブルースは相思相愛の関係となっているのである。

 今季のブルースは8月上旬にライダー・ライアンとのトレードでメッツからインディアンスへ移籍し、ア・リーグ新記録となる22連勝に貢献。移籍前後を合わせて146試合に出場し、打率.254、36本塁打、101打点、OPS.832をマークした。今季のジャイアンツは両リーグ最少の128本塁打に終わり、2015年のブランドン・クロフォード(21本塁打)を最後にシーズン20本塁打達成者が現れていないという状況。低打率&低出塁率という弱点はあるものの、ブルースがジャイアンツのニーズにフィットする存在であることは間違いない。


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