ツインズがナポリ獲得に興味を示す
2017.12.25 14:30 Monday
ツインズの地元紙、ミネソタ・スター・トリビューンによると、ツインズはマイク・ナポリの獲得に興味を示し、すでに代理人と接触したようだ。ツインズは昨オフもナポリがレンジャーズと契約する前に、ナポリ獲得を目指していたという経緯がある。
10月末に36歳の誕生日を迎えたナポリは今季、2011~2012年、2015年途中~閉幕に続いて3度目のレンジャーズ在籍となった。一塁手兼指名打者として124試合に出場し、29本塁打を放った一方、打率.193、出塁率.285、OPS.713はいずれもキャリアワースト。四球率が下落し、三振率が上昇するなど、あらゆる面で衰えを感じさせるシーズンとなった。しかし、インディアンスでプレイした2016年には194三振を喫しながらも34本塁打、101打点、OPS.800をマークしており、もう一花咲かすことができる可能性も十分にある。
ツインズは現時点でレギュラーの指名打者が不在という状況。現有戦力で賄うのであればエドゥアルド・エスコバー、ケニーズ・バルガス、ロビー・グロスマンらが相手投手との相性を考慮しながら日替わりで指名打者に入ることになるが、ナポリが加わるのであれば、正一塁手のジョー・マウアーとナポリを一塁&指名打者で使い分けることになるだろう。
また、ツインズはナポリの長打力だけでなく、若手選手が多いチームにおいてその経験やリーダーシップにも期待しているようだ。ミゲル・サノー、ホルヘ・ポランコ、バイロン・バクストン、マックス・ケプラーはいずれも24歳、エディ・ロサリオは26歳と一部の主力選手を除いて20代中盤の若手選手がズラリと並ぶツインズ打線。そこにポストシーズンを8度経験し、レッドソックス時代の2013年にワールドシリーズ制覇も経験したナポリを加えることで、若手のさらなる成長を促す狙いがある。
フリーエージェントの一塁手部門はすでに動き始めており、ナポリに残された選択肢はそれほど多くはない。ア・リーグ一筋で12年間プレイしていた男の新天地は、再びア・リーグ所属の球団になるかもしれない。
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