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ブリュワーズ・カウンセル監督「アルシアは始まったばかりだ」

2017.12.25 17:30 Monday

 オーランド・アルシア(ブリュワーズ)はメジャー2年目となった今季、正遊撃手に定着し、特に打撃面では大きな成長を見せた。クレイグ・カウンセル監督は今季のアルシアの活躍を称えつつも、「まだ始まったばかりだ」とアルシアのさらなる成長に期待を寄せている。

 昨年8月にメジャーデビューを果たしたアルシアは、55試合に出場して打率.219、4本塁打、OPS.631に終わった。しかし、今季は正遊撃手として153試合に出場し、打率.277、15本塁打、OPS.731をマーク。OPSは昨季から100ポイントも上昇し、カウンセル監督は「アルシアはたぶん、自分自身には驚いていないと思うよ。むしろ、自身のプレイで他の人々を驚かせたんじゃないかな」とアルシアの活躍が期待以上のものであったことを認めた。さらに、「彼には攻撃面でさらなる成長の余地がたくさんある。彼自身もそう思っているんじゃないかな」と続けた。

 若手選手にはよくあることだが、アルシアの課題は打席でのアプローチである。今季は36四球しか選ばなかったのに対して100三振。全投球に対するスイングの割合は54%に達し、チームでは最高、両リーグの規定打席到達者のなかでも10位に位置する。ストライクゾーン外のボールに対するスイング率38.7%も両リーグ11位。ただし、「ストライクとボールの見極めは経験とともに上達していく。アルシアも年齢とともに成長していくと思うよ」とカウンセル監督は現時点では特に問題視していない。

 アルシアは「オフシーズンの間、しっかりトレーニングを積み、来季はさらに成長できるように努力するよ。野球というスポーツは常に完璧になるために努力しなければならない。全ての面において成長するために努力し続けることが大切なんだ」と語り、打撃面のみならず、長所である遊撃守備を含めた全ての面でレベルアップを目指している。「彼にはこなしていかなければならないステップがまだたくさんあると思う。彼はまだ23歳なんだ。まだ始まったばかりだよ。間違いなく、成長の余地がたくさんある」とカウンセル監督が期待を寄せるアルシアの2018年シーズンに注目したい。


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