ツインズがベテラン左腕・デュークと契約合意へ
2017.12.26 12:30 Tuesday
セントポール・パイオニア・プレスのマイク・ベラルディーノによると、ツインズはベテラン左腕のザック・デュークと契約合意に至ったようだ。年俸や契約期間などの詳細については現時点では明らかになっていない。ツインズにとってはフェルナンド・ロドニーに続くブルペン補強となった。
昨年10月にトミー・ジョン手術を受けたデュークは故障者リストで今季の開幕を迎え、マイナーでのリハビリ登板を経て7月中旬に戦列復帰。そこから27試合に登板して18回1/3を投げ、1勝1敗6ホールド、防御率3.93、被打率.197をマークした。術後9ヶ月という異例のスピードでの戦列復帰となり、奪三振率は昨季の10.03から5.89へと大幅に低下したが、被打率.197、被OPS.647などは決して悪くない数字。BABIP.196とツキに恵まれた部分があったことは否めないが、トミー・ジョン手術からの復帰初年度としてはまずまずのピッチングだった。
2005年にパイレーツでメジャーデビューを果たしたデュークは2010年まで先発投手として活躍し、2006年に10勝、2009年には自己最多の11勝をマーク。しかし、2010年オフにダイヤモンドバックスへトレードされると、その後はリリーフでの登板機会が急増し、2014年以降は完全にリリーフに専念する形となっている。2014年から2016年まで74試合、71試合、81試合に登板するなどタフさが売りのリリーフ左腕である。
ツインズは今季途中にブランドン・キンツラーをナショナルズへ放出したほか、シーズン終了後にはマット・ベライルやグレン・パーキンスがフリーエージェントとなり、ブルペンにベテランが不在という状況になっていた。今季ホールド王のテイラー・ロジャースをはじめ、トレバー・ヒルデンバーガー、アラン・ブーズニッツなどイキの良い若手リリーバーはいるものの、そこにロドニーやデュークといったベテランを加え、ブルペンの安定を図る狙いがあると見られる。デュークが「左殺し」として機能すれば、ロジャースをセットアッパーに固定することができ、ブルペンに大きなプラスをもたらすことになるだろう。
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