将来の殿堂入り候補選手10人をピックアップ
2017.12.26 15:30 Tuesday
来年1月25日(現地時間)に殿堂入り投票の結果が発表され、新たな殿堂入り選手が明らかになる。ここでは現役選手のなかから殿堂入りの可能性がありそうな10人をピックアップし、殿堂入りの可能性を探ってみよう。ただし、イチロー、アルバート・プーホルス、ミゲル・カブレラといった殿堂入りを確実視されている選手は対象外となっている。
まずはザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)。2016年の大不振により殿堂入りルートから外れたかのように思われたが、今季の好成績(17勝7敗、防御率3.20)により再び殿堂入り候補に浮上してきた。現在34歳で通算172勝。向こう5シーズンでどれだけの白星を上積みできるかがカギとなりそうだ。
マックス・シャーザー(ナショナルズ)はペドロ・マルティネスのように全盛期の傑出度・支配力で勝負するタイプ。現在33勝で通算141勝ながら、ここ5シーズンはメジャーでもトップクラスの成績を残しており、サイ・ヤング賞をすでに3度受賞。200勝が最低ノルマであることはもちろんだが、全盛期をできるだけ長く維持することがカギとなるだろう。
クレイグ・キンブレル(レッドソックス)はマリアーノ・リベラとトレバー・ホフマンの2人しか到達していない600セーブの大台が目標となる。ナ・リーグのセーブ記録保持者であるホフマンは早ければ今回の投票で殿堂入りを果たすことになりそうだが、2008年のグース・ゴセージを最後にフルタイムのリリーバーが殿堂入りを果たしていないように、リリーバーに対する評価はそれほど高くない。できるだけ長くクローザーの座に留まり、セーブを積み上げていきたいところだ。
興味深いのはヤディアー・モリーナ(カージナルス)。打撃成績を見る限りでは殿堂入りにははるかに及ばない。しかし、モリーナにはゴールドグラブ賞8回という圧倒的な守備力がある。捕手でモリーナより受賞回数が多いのはジョニー・ベンチ(10回)だけだ。守備力が殿堂入りクラスであることに疑いの余地はなく、通算打撃成績をどれだけ伸ばせるかがポイントとなりそうだ。
捕手ではバスター・ポージー(ジャイアンツ)も気になる存在だ。打撃力は歴代の捕手のなかでも上位に位置するポージーだが、故障リスクなどを考慮した関係で近年は捕手としての出場が減少傾向にある。捕手としてはトップクラスの打撃力も一塁手としては突出したレベルではなく、捕手としての出場機会をどれだけ確保できるかが殿堂入りの行方を左右することになるだろう。
通算237勝をマークしているCCサバシア(ヤンキース)も殿堂入り候補の一人だ。2014年からの3シーズンで計18勝に終わったサバシアだが、今季は14勝5敗、防御率3.69の好成績をマーク。すでに37歳だが、250勝の大台突破が見えてきた。なるべく長く現役を続け、可能な限り300勝のラインに近付いていきたいところである。
クリス・セール(レッドソックス)は全盛期が終わらないうちにサイ・ヤング賞を獲得しておかねばならない。奪三振王のタイトルを2度獲得しているセールだが、サイ・ヤング賞のみならず、最多勝や最優秀防御率のタイトルも獲得できていない。比較されることの多いランディ・ジョンソンは30代中盤以降に成績を伸ばしたが、セールが同じルートを辿る保証はないため、ピークを迎えつつある今のうちになるべく多くのタイトルやアウォードを手にしておきたいところだ。
ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)は今季のパフォーマンス(打率.281、59本塁打、132打点)をあと数年維持できるのであれば、有力な殿堂入り候補と言える。ヤンキースとの契約はあと10年残っており、その10年間に平均43.3本塁打をマークすれば通算本塁打数は700の大台に到達する。今季のパフォーマンスを数年維持できるのであれば、十分に達成可能な数字だろう。
ジャスティン・バーランダー(アストロズ)もグレインキーと同様に、ここからの踏ん張りが重要になる。現在34歳で通算188勝。故障でわずか5勝に終わった2015年から持ち直してここ2シーズンで31勝をマークしており、殿堂入りに向けてまずは250勝の大台が目標となるだろう。2018年は通算200勝、2020年には通算3000奪三振のマイルストーン到達が有力視される。
そして最後はジョーイ・ボットー(レッズ)。通算出塁率.428は歴代8位という高水準だが、同じく抜群の選球眼を誇ったフランク・トーマスらと比較すると本塁打数や打点数に不満が残る。率系のスタッツは文句なしのレベルであり、一塁手としては本塁打、打点といった積み上げ系のスタッツをどれだけ伸ばすことができるかが殿堂入りのカギを握ることになりそうだ。