ネビン三塁コーチ「ヤンキースの加わるのは特別なことだ」
2017.12.27 17:00 Wednesday
アーロン・ブーンが新監督に就任したヤンキースに三塁コーチとして加わることになったフィル・ネビン。ブーンの兄・ブレットとは同じ高校に通っていたという縁があり、ブーン一家とのつながりもある。「アーロンとともに働く機会を得られたのは特別なことだよ」とブーンのもとでコーチを務めることを楽しみにしているようだ。
ブーンの監督就任後、来季のコーチング・スタッフが発表され、ネビンが三塁コーチ、ジョシュ・バードがベンチコーチ、レジー・ウィリッツが一塁コーチ、カルロス・メンドーサが内野コーチに就任。ジョー・ジラルディ政権からはラリー・ロスチャイルド投手コーチが来季も留任することが決定しており、ブルペンコーチのマイク・ハーキーと打撃コーチのマーカス・テームズも留任の可能性が高まっている(現時点で正式なアナウンスはなし)。
すでに監督とコーチング・スタッフの間では頻繁に電話会議が行われており、スプリング・トレーニングに向けての準備が進められているという。「我々は優秀なメンバーが揃ったと思うよ。精力的に議論を交わしているし、来季が本当に楽しみだ。我々は全員で協力してチーム作りを進めていく。それは選手たちにも好影響を与えるんじゃないかな」とネビンはすでに手応えを感じている。
現役時代のネビンは強打が自慢の三塁手として活躍し、パドレス時代の2001年には打率.306、41本塁打、126打点、OPS.976の好成績をマークしてオールスター・ゲームにも出場した。その後は大学野球や独立リーグで監督を務め、タイガース傘下とダイヤモンドバックス傘下のマイナー球団でも監督を経験。今季はジャイアンツで三塁コーチを務めていた。三塁コーチとしては監督からのサインをスムーズに選手に伝えること、走者の本塁突入を素早くかつ正しく判断することなどを心掛けているという。
指導者経験のないブーンにとって、マイナーでの監督経験があり、旧知の仲であるネビンの存在は心強いに違いない。ネビンが「私はブーンの家で育ったようなものだよ。ブーン一家は私にとって特別な存在だ」と語るように、両者の間には深い絆がある。若いコーチが多いブーン政権のヤンキースだが、監督・コーチ間の連携がスムーズに取れており、経験不足はさほど問題にならなそうだ。
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