English Español 韓国語

完全復活&本格ブレイクを目指すパイレーツ・タイオン

2017.12.27 18:30 Wednesday

 精巣がんの手術を受けた影響で5月上旬から1ヶ月強にわたって戦列を離れたジェイムソン・タイオン(パイレーツ)にとって、メジャーでのフルシーズン1年目は消化不良なものとなってしまった。来季こそはフルシーズン健康にプレイし、本格ブレイクを目指すシーズンとなりそうだ。

 メジャーデビューを果たした昨季は18先発で12度のクオリティ・スタートを記録し、5勝4敗、防御率3.38、K/BB5.00の好成績をマーク。メジャー2年目を迎えたタイオンにはゲリット・コールとともに先発ローテーションの軸となることが期待されていた。その期待に応え、開幕からの5先発で2勝0敗、防御率2.08と好投したタイオンだったが、5月上旬に戦線離脱。1ヶ月強にわたる故障者リスト入りを余儀なくされた。

 日本時間6月13日のロッキーズ戦で5回無失点と好投し、戦列復帰初戦を白星で飾ると、この試合を含む戦列復帰直後の5先発でも3勝1敗、防御率1.98と安定したピッチングを披露。ところが、オールスター・ブレイク明けからピッチングが狂い始め、7月中旬から9月上旬にかけての11先発では防御率7.17という大不振に陥った。最終3先発で防御率2.12と復調し、なんとか良い形でシーズンを終えたものの、シーズントータル25先発で8勝7敗、防御率4.44は到底満足できる成績ではなかった。

 不本意なシーズンを過ごしたタイオンだが、すでにその目は来季に向いている。まずは、チェンジアップの握りを2シーム・グリップから4シーム・グリップへ戻した。今季の最終3先発で以前使っていた4シーム・グリップを試したところ、意外にも感触が良かったからだ。さらに、このチェンジアップを生かすために、打者の内角をより積極的に攻めるピッチング・スタイルにシフトしていくつもりだ。

 コールにはトレード話が浮上しており、来季のタイオンは先発ローテーションの軸という重要な役割を担う可能性がある。チャド・クール、トレバー・ウィリアムス、タイラー・グラスナウ、スティーブン・ブロールトなどタイオン以外にも若手投手がズラリと並ぶパイレーツの先発陣だが、タイオンは「良い投手が揃っていると思うよ。僕たち若手投手は一年を通して成長してきた。もっと成長できるはずさ」と同世代の投手が揃う先発陣に自信を見せる。同地区の上位3球団に後れを取っている感のあるパイレーツだが、タイオンら若手投手の活躍次第では予想外の快進撃を演じる可能性もありそうだ。


 関連ニュース

  12月26日 パイレーツ・ハードル監督 ベルのさらなる成長に期待

  12月11日 パイレーツが若き剛腕クローザー・リベロとの契約延長を検討か


 関連動画

  10月11日 2017年パイレーツ名場面集

spotvnow