ポンセデレオンが歩む打球頭部直撃からの復活ロード
2017.12.28 11:00 Thursday
ダニエル・ポンセデレオン(カージナルス)の頭部にビクトル・カラティーニ(カブス)の打球が直撃したのは、日本時間5月10日に行われたカージナルス傘下AAA級メンフィス対カブス傘下AAA級アイオワの2回裏だった。それから7ヶ月強。ポンセデレオンは来季のメジャー昇格に向けて、すでに動き始めている。
ポンセデレオンはアルベルト・ロサリオのサインに頷き、外角低めへツーシームを投じようとした。しかし、これがこの試合最後の投球となってしまう。狙いより真ん中付近に行き、動きが小さかったツーシームはカラティーニに捉えられ、痛烈な打球に。ポンセデレオンの反応が少し遅れ、打球はポンセデレオンの頭部を直撃した。
その直後、トレーナーのスコット・エンセルがマウンドに駆け寄ってきた。ポンセデレオンは「何をしているんだ?僕は元気だよ」と考えていたという。しかし、ポンセデレオンは救急車に乗せられ、そのまま病院へ。「1週間や2週間くらいで脳震盪の検査をクリアして復帰できると思っていた。でも、救急車に乗せられたときに何か様子がおかしいなと思うようになったんだ」と当時を振り返る。
父やガールフレンドらが各地から病院へ駆けつけ、ポンセデレオンは頭部の手術を受けた。術後最初の記憶は、頭痛とともに目を覚ましたことだ。復帰への道のりは「手を動かせるか」「足を動かせるか」というところから始まった。幸運にもポンセデレオンは順調に回復し、野球の活動ができるところまで回復している。あの試合で何が起こったのかをビデオで確認したとき、ポンセデレオンは恐怖を覚えたのではなく、打球直撃を回避できなかった自分に嫌悪を感じたという。
8月に投球を再開し、9月にチームの練習に合流したポンセデレオンは「できる限り思い切りスイングしろ。僕に打球を当てるのを恐れないでくれ」と同僚に伝えている。打球直撃への恐怖感を完全に克服しているのだ。「あれが起こらなければ、なんてことは考えない。打球が当たったことで新たな考え方を手に入れることができたんだから」。今季AAA級の6先発で防御率2.17と好投していたポンセデレオンの雄姿をメジャーの舞台で目にする日は、そう遠くはなさそうだ。
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