ブレーブスがイェリッチ&リアルミュート獲得に興味を示す
2018.1.4 10:30 Thursday
マーリンズがクリスチャン・イェリッチ、J.T.リアルミュートの放出を検討していることはすでに報じられているが、MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、ブレーブスがこの2選手の獲得に興味を示しているようだ。
昨年11月にブレーブスのGMに就任したアレックス・アンソポロスは、就任と同時にメジャー有数のファーム組織を手に入れた。そして、アンソポロスはブルージェイズGM時代にトップ・プロスペクトの放出を躊躇しなかったことで知られている。つまり、アンソポロスが充実したファーム組織を利用してイェリッチ、リアルミュートの獲得を実現させる可能性は十分にあるのである。
アンソポロスはすでにドジャースとの大型トレードを成立させたが、今オフのブレーブスの目立った動きはこれだけ。ぜいたく税のラインまではまだ余裕があり、人員が不足気味の三塁手、先発投手、救援投手を中心に補強を進めることになると見られている。イェリッチを獲得すれば、有望株のロナルド・アクーナの出場機会をブロックしてしまうことになるが、衰えが目立つニック・マーケイキスの出場機会を減らすことで対応するつもりなのだろう。また、捕手についてはタイラー・フラワーズとカート・スズキの併用体制が確立しているが、昨季のように上手く機能する保証はない。リーグ有数の好捕手に成長したリアルミュートの加入は大きな戦力アップとなるはずだ。
ブレーブスは来季以降の契約が保証されている選手がフレディ・フリーマン、フリオ・テーラン、エンダー・インシアーテの3選手しかおらず、資金面にはかなりのフレキシビリティがある。最大で2022年まで契約を残すイェリッチや年俸調停権を取得したリアルミュートが加入しても、さほど大きな問題にはならないだろう。
また、ブレーブスは比較的余裕のある資金を利用して計算できる先発投手の獲得も視野に入れている。テーラン、マイク・フォルティネビッチ、ブランドン・マッカーシーの3枠しか先発ローテーションが確定していない状況のなか、ダルビッシュ有、ジェイク・アリエタ、アレックス・カッブ、ランス・リンら有力先発投手が獲得候補として浮上する可能性もありそうだ。
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