ロイヤルズとパドレスがホズマーに7年契約を提示か
2018.1.4 11:30 Thursday
USAトゥデイのリポートによると、フリーエージェント市場でベストの一塁手であるエリック・ホズマーに対してロイヤルズとパドレスが7年契約のオファーを提示しているようだ。前者は7年1億4700万ドル、後者は7年1億4000万ドルを提示していると見られている。
ホズマーとの再契約を今オフの最優先事項に挙げていたロイヤルズ。デイトン・ムーアGMはホズマーへのオファーに関するコメントを控えているものの、少なくとも条件面については対抗馬のパドレスを一歩リードしているようだ(カージナルスもホズマー獲得に興味を示している)。昨季のホズマーは全162試合に出場し、打率.318、25本塁打、94打点、OPS.882の好成績をマーク。2年ぶり4度目となるゴールドグラブ賞を受賞したほか、自身初のシルバースラッガー賞にも輝いた。まだ28歳ということもあり、ムーアはロイヤルズが再建へと向かうなかで、正捕手のサルバドール・ペレス(27歳)とともに若手を引っ張っていく役割も期待している。ロイヤルズが再び優勝戦線に浮上するのは2020~2021年ごろになると予想されているが、ペレスは2021年まで契約が残っており、ホズマーを長期契約で引き止めることは再建の方針と逆行しないというわけだ。
ただし、ムーアは今季の年俸総額を1億2000万ドル前後から増額させないことを明言しており、ホズマーと7年1億4700万ドルの大型契約を結ぶのであれば他のどこかで年俸を削減する必要がある。ホアキム・ソリア、ジェイソン・ハメルといったベテラン投手を放出するのも一つの方法だが、現実的にはホズマーの年俸をバックロード型(最初は年俸を抑え、契約期間が進むにつれて年俸が上昇していく形式)にすることで対応するのではないだろうか。
仮にホズマーとの7年1億4700万ドルの契約が成立すれば、ロイヤルズにとっては2016年1月にアレックス・ゴードンと結んだ4年7200万ドルを上回る球団史上最高額の契約となる。フランチャイズ・プレイヤーとしてロイヤルズでプレイし続けるのか、それとも他球団に新天地を求めるのか。ホズマーの決断に注目だ。
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