カブスがアリエタとの再契約を模索中
2018.1.4 12:00 Thursday
CBSシカゴのブルース・レバインによると、カブスは昨季までチームのエース格として活躍したジェイク・アリエタとの再契約に再び興味を持ち始めているようだ。レバインは同地区ライバルのカージナルスがアリエタ獲得を狙っていることを併せて伝えている。
アリエタに代わる先発ローテーションの柱を探していたカブスだが、補強がなかなか思うように進まないなか、アリエタとの再契約を模索し始めているという。ダルビッシュ有とともに今オフのフリーエージェント市場における最高の先発投手と目されているアリエタにはブリュワーズ、ツインズ、ブルージェイズ、ロッキーズ、レンジャーズ、フィリーズ、ナショナルズなどが興味を持っていることが報じられてきたが、レバインによると現時点でのフロントランナーはカブスとカージナルス。アリエタが今季以降も引き続きカブスでプレイする可能性は十分にある。
2015年に22勝6敗、防御率1.77の好成績でサイ・ヤング賞に輝いたアリエタだが、2016年は18勝8敗、防御率3.10、昨季は14勝10敗、防御率3.53と徐々に成績が悪化。アリエタの代理人を務めるスコット・ボラスは総額2億ドルを超える大型契約を求めているようだが、アリエタのパフォーマンスの低下傾向が各球団に大型契約を躊躇させる要因となっていることは間違いない。すでに31歳という年齢もあり、ボラスが求めるような大型契約は実現しない可能性の方が高いだろう。
レバインはさらに、カブスがダルビッシュ、アレックス・カッブと連絡を取り続けていることを伝えている。しかし、ダルビッシュにはカブス以外にも多くの球団が興味を示しており、契約条件が高騰する可能性がある。また、カッブは当初、年平均1400万~1500万ドル程度の契約を求めていたものの、ここにきて要求金額を年平均300万ドルほど上昇させたと言われており、カブスはこの金額がカッブに適切でないと判断しているようだ。ダルビッシュやカッブがカブスの獲得候補から外れれば、カブスとアリエタの再契約はさらに現実味を増すことになりそうだ。
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