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カージナルスがホズマー&ドナルドソンをターゲットに

2018.1.4 15:30 Thursday

 マーリンズからマーセル・オズーナを獲得し、さらなる打線強化を目指すカージナルス。ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)への関心はすでに報じられているが、フリーエージェントの一塁手、エリック・ホズマーにも引き続き興味を示しているようだ。

 2年連続でポストシーズン進出を逃したカージナルスは今オフ、打線とブルペンの補強を目指している。打線にはオズーナ、ブルペンにはルーク・グレガーソンを加えたものの、まだ不十分。打線に関してはドナルドソンやマニー・マチャド(オリオールズ)といった大物三塁手が補強ターゲットとして浮上しているが、カージナルスの補強リストにはホズマーの名前も含まれているという。

 ドナルドソンやマチャドは三塁手、ホズマーは一塁手。なぜポジションが異なる選手を同時に獲得候補とすることができるのかというと、これにはマット・カーペンターの存在が大きく影響している。カーペンターは直近3シーズンにおいて一塁、三塁の両ポジションで各150試合以上に先発出場した唯一のメジャーリーガー。三塁手を獲得すればカーペンターを一塁、一塁手を獲得すればカーペンターを三塁に置けばポジション重複の問題は解決する。カーペンターのユーティリティ性がカージナルスの補強可能性を広げているというわけだ。

 ドナルドソンやマチャドは現所属球団が放出に乗り気ではなく、今後カージナルスはホズマー獲得に本格的にシフトしていく可能性がある。しかし、ホズマーに対してはロイヤルズやパドレスが7年契約を提示しているとの報道もあり、ホズマー獲得も一筋縄ではいかないだろう。マイク・ムスターカス、トッド・フレイジャーといったフリーエージェント市場の三塁手がメインターゲットとなる可能性もありそうだ。

 また、ブルペン補強についてはアレックス・コロメイ(レイズ)とフリーエージェントのグレッグ・ホランドが有力候補。昨季はクローザーを固定できず接戦を落とすケースが目立ったため、実力派クローザーを加えて勝ちパターンを確立したいところだろう。ホズマー、ムスターカス、ホランドは奇しくも3人全員がスコット・ボラスのクライアント。ジョン・モゼリアック野球部門社長は今後、ボラスと接触する機会が多くなるかもしれない。


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