アストロズがゲリット・コール獲得レースに参戦へ
2018.1.9 10:30 Tuesday
アストロズのジム・クレイン・オーナーは日本時間1月9日、チームがエース級の先発投手の獲得に向けて積極的に動いていることを明らかにした。フリーエージェント市場のみならずトレード市場にも目を向けており、ゲリット・コール(パイレーツ)の獲得レースにも加わっているようだ。
ジャスティン・バーランダー、ダラス・カイケル、ランス・マカラーズJr.を中心とした球界有数の先発ローテーションを擁するアストロズだが、クレインは自軍の充実したファーム組織を利用してエース級の先発投手を獲得する意思があることを明言。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、アストロズはコールのトレードについてすでにパイレーツに問い合わせており、ヤフー・スポーツのジェフ・パッサンは両軍の間でトレード交渉が行われていることを報じている。パッサンは有望外野手のデレク・フィッシャーを交換要員の軸として挙げており、さらにコール獲得のためには球団1位のプロスペクトであるカイル・タッカー(外野手)と同2位のフォレスト・ウィットリー(右腕)のいずれかを交換要員に含める必要があると提案している。
昨季のコールは決して満足のいくシーズンではなかったものの、自身2度目となる200イニングを突破(203イニング)し、12勝12敗、防御率4.26、196奪三振をマーク。フリーエージェントとなるのは早くても2019年オフであり、少なくともあと2年保有できる点も魅力である。
「我々は常にチームのアップグレードを目指している。紙の上では球界でベストのチームと言われているけれど、それでタイトルを獲得できるわけではないからね」とクレイン。コールのほかにもフリーエージェント市場のダルビッシュ有やジェイク・アリエタ、トレード市場のクリス・アーチャー(レイズ)など獲得可能な先発投手は多く、様々な要素を考慮しながらエース級の先発投手の獲得を目指すことになりそうだ。
プロスペクトを出し惜しみしなければアーチャーやコールの獲得も決して不可能ではないアストロズ。バーランダー、カイケルとともに先発三本柱を形成するのはいったい誰になるのだろうか。
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