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メッツが正二塁手としてケンドリック獲得を検討か

2018.1.9 15:30 Tuesday

 二塁手の補強を目指しながらもまだ実現には至っていないメッツ。フリーエージェント市場とトレード市場の両面で補強の可能性を模索し、数多くの名前が獲得候補として浮上しているが、ニューヨーク・ポストによると、メッツはハウィー・ケンドリックを正二塁手の候補の一人として見なしているようだ。

 現在34歳のケンドリックは2010年代前半にエンゼルスの正二塁手として活躍し、ドジャース移籍1年目の2015年も正二塁手として起用されていた。しかし、2016年からは外野手(主にレフト)としての出場が増え、昨季の二塁手としての出場は15試合(129イニング)のみ。二塁手というよりは内外野兼用のユーティリティ・プレイヤーとして存在感を増している(昨季はレフトで62試合、二塁で15試合、一塁で4試合、ライトで3試合に出場)。

 昨季はフィリーズで39試合に出場して打率.340、2本塁打、8盗塁、OPS.851の好成績を残したあと、7月下旬にナショナルズへ移籍。ナショナルズでは52試合で打率.293、7本塁打、4盗塁、OPS.837と好調を維持し、シーズントータルでは91試合に出場して打率.315、9本塁打、12盗塁、OPS.844の好成績をマークした。出場数は9年ぶりに100試合を割ったものの、打率が3割を超えたのはエンゼルスの2008年以来9年ぶり。メジャー通算打率.291、マイナー通算打率.358を誇る打撃力を遺憾なく発揮したシーズンとなった。

 2015年に二塁手としての守備力が急激に低下し、翌年から外野にコンバートされたという経緯があるため、正二塁手としてどこまでやれるかは未知数だが、昨季のような打撃力を二塁手として発揮できるのであればチームにとっては大きな武器となる。万が一、正二塁手失格となったとしても、内外野の複数ポジションを守れるユーティリティ・プレイヤーとして起用することができるため、獲得を検討する価値はあるだろう。

 なお、メッツは現時点ではウィルマー・フローレスが正二塁手の筆頭候補となっているが、ケンドリックなど正二塁手候補が加入すれば、フローレスは内野全ポジションのバックアップに回ることになりそうだ。


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