ナショナルズ・イートン 左膝の回復は順調
2018.1.10 10:30 Wednesday
ナショナルズのアダム・イートンが左膝の前十字靭帯を断裂してから8か月強が経過し、今季の開幕はおよそ11週間後に迫っている。移籍2年目の今季は「1番・レフト」として期待されるイートンだが、重傷を負った左膝は順調に回復しているようだ。
日本時間1月10日、イートンはMLBネットワークに出演し、現在の状況を明らかにした。「本当に、状態はかなり良いよ。(最低気温が)ミシガンではマイナス15度からマイナス30度くらいだから、膝の故障にとって好ましい気候ではないけどね。タフな環境だよ。でも、ここ2~3週間は走り始めたり、(走りながら)方向転換をし始めたり、必要なことに取り組んでいる。膝の反応は極めて良好だよ」
イートンは2016年12月にルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペス、デーン・ダニングという有望株3名とのトレードでホワイトソックスからナショナルズへ加入。開幕からの23試合で打率.297、出塁率.393、OPS.854と大きな期待に応える活躍を見せていたが、開幕から1か月も経たないうちに左膝前十字靭帯断裂の重傷を負い、シーズン終了となった。マイケル・テイラーの期待以上の活躍や、ハウィー・ケンドリックの途中加入などがあり、イートンの離脱はチームにとってそれほど大きなダメージにはならなかったものの、故障者が続出した外野陣を象徴する存在となってしまったことは間違いない。もちろん今季は復活を期すシーズンとなるが、本人に焦りは見られない。
「まだ開幕までは3か月もある。スプリング・トレーニングが迫っていることは知っているけど、5年以上もメジャーでプレイしていれば、開幕に向けての準備が整うまでに何が必要かは理解できているよ。準備が整うのに必要な試合数はしっかりこなすつもりだし、開幕に向けて準備を進めていくだけさ」
昨季は主にセンターを守ったイートンだが、テイラーの成長により今季はレフトでの起用が濃厚。イートンとトレイ・ターナーの1・2番コンビが好打と俊足を生かして機能すれば、ブライス・ハーパー、ダニエル・マーフィーらが中軸に顔を並べるナショナルズ打線は昨季以上の破壊力を持ち、相手投手にとって大きな脅威となるはずだ。
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