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ロンゴリア「ジャイアンツ移籍は転校したような感覚」

2018.1.10 11:00 Wednesday

 レイズ一筋で10年間プレイしてきたエバン・ロンゴリアは、新天地・ジャイアンツでメジャー11年目のシーズンを迎える。キャリアで初めてレイズ以外のチームの一員としてプレイすることになるロンゴリアが現在の心境、そして今季に向けての意気込みを語った。

 「すべてがイチからのスタートだよ。生活が落ち着くまではしばらく時間が掛かるだろうし、今年はたくさんの新しい経験もするだろうね。新しい街で居場所を見つけないといけないし、ファンをもう一度獲得しないといけないし、新しい環境に飛び込んでプレイしなければならない。もちろん不安はあるよ。子供のときに新しい学校へ転向したような感覚だね」

 ロンゴリアは現在、アリゾナの自宅に身を置いているが、ここはジャイアンツがスプリング・トレーニングの試合を行う場所でもある。日本時間1月9日にロンゴリアはスコッツデールにあるジャイアンツのスプリング・トレーニング施設を初めて訪れ、すでにトレーニングを開始しているジャイアンツのチームメイトたちと顔を合わせた。「全然落ち着かなかったよ。外国にいるような感覚だった。これまでと違うユニフォームを着て、自分のロッカーを見つけないといけない。新鮮な経験だったね」と、まだ新たな環境に戸惑っているようだ。

 261本塁打、892打点、780得点などの各部門でレイズの球団記録を保持しているロンゴリアは「レイズでキャリアを終えると思っていた」と言う。「けど、(レイズでキャリアを終えたいと思うと同時に)僕は勝ちたかったんだ。でも、レイズは違う方向(=再建)へ向かおうとしていた。レイズの球団フロントには感謝しているよ。違うチームで勝つチャンスを僕に与えてくれたんだからね」

 移籍が決まったあと、ロンゴリアはジャイアンツの看板選手であるバスター・ポージーとマディソン・バムガーナーにテキスト・メッセージを送り、「彼らの力になりたい」との意思を伝えたという。外野手の補強がなかなか進まないジャイアンツだが、すでにエバン・ロンゴリアという大きな戦力を手に入れたことだけは間違いなさそうだ。


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