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アストロズ ゲリット・コール獲得目前か

2018.1.11 11:00 Thursday

 日本時間1月11日、「ゲリット・コールのアストロズへのトレードが成立した」との情報が出回ったが、これは誤報だった。しかし、MLB.comのマーク・フェインサンドはコールの移籍が「まだ起こり得る」と伝えており、移籍の可能性が高まっていることは間違いなさそうだ。

 トレード成立が報じられたあと、アストロズのジェフ・ルーノウGMはMLB.comでアストロズの番記者を務めるブライアン・マクタガートに「トレードは成立していない。いくつかの交渉を行っているが、どれも差し迫ったものではない」と語り、トレード成立を明確に否定した。コールについてはヤンキースも獲得を狙っていることが報じられてきたが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ヤンキースではない別のチームがコール獲得レースに参戦しているという。このチームの存在がアストロズとパイレーツの間でのトレード成立を妨げているのかもしれない。

 2015年に19勝8敗、防御率2.60、202奪三振をマークするなどサイ・ヤング賞クラスのポテンシャルを秘めるコールだが、昨季は12勝12敗、防御率4.26、196奪三振と今一つの成績。しかし、保有可能期間が少なくとも2年残っている点なども含めてコールへの評価は高く、今オフに入ってから盛んにトレードの可能性が取り沙汰されている。アストロズのジム・クレイン・オーナーはチームがエース級の先発投手の獲得に動いていることを認めており、フリーエージェント市場のダルビッシュ有やジェイク・アリエタとともにコールも獲得候補の一人となっていた。

 コールの交換要員としてはデレク・フィッシャーの名前が挙がっているが、パイレーツはカイル・タッカー(球団1位、全体8位)やフォレスト・ウィットリー(球団2位、全体36位)といったトップ・プロスペクトを交換要員に含めることを求めていると見られている。しかし、アストロズはウィットリーを放出不可な選手と位置付けており、交換要員を巡って交渉が難航しているようだ。

 年俸調停権を有する選手との交渉期限は日本時間1月13日。アストロズとしてはコールとパイレーツの間で今季の年俸が確定する前にコールを獲得して自軍の基準で今季の年俸を定めたいはずであり、期限日までに何らかの動きがある可能性は高そうだ。


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