長距離砲・ブルースが3年3900万ドルでメッツ復帰
2018.1.11 12:00 Thursday
MLB.comのマーク・フェインサンドによると日本時間1月11日、メッツがジェイ・ブルースと3年3900万ドルで契約合意に至ったようだ。ブルースは2016年8月から昨年8月までおよそ1年間にわたってメッツに在籍しており、半年ぶりの古巣復帰となった。
昨季のブルースはメッツで103試合に出場して打率.256、29本塁打、75打点、OPS.841をマークしたあと、日本時間8月10日にライダー・ライアンとのトレードでインディアンスへ移籍。インディアンスでは22連勝を決めるサヨナラタイムリーを放つなど、43試合で打率.248、7本塁打、26打点、OPS.808をマークし、インディアンスはブルース加入後の51試合で42勝9敗という驚異的な快進撃を見せた。シーズントータルでは146試合に出場して打率.254、36本塁打、101打点、OPS.832をマークし、本塁打数は自己ベストを更新。ヤンキースとの地区シリーズでも打率.278、2本塁打、4打点、OPS1.000と存在感を発揮した。
キャリアの大半を右翼手としてプレイしているブルースだが、今季は一塁を守ることが多くなると予想されている。マイケル・コンフォートが左肩の手術から復帰すればヨエニス・セスペデス、ブランドン・ニモ、コンフォートの3人でレギュラー枠は埋まり、好守を誇るフアン・ラガレスも控えているからだ。もちろんメッツが余剰気味の外野手の人員整理を行う可能性もあるが、将来の正一塁手として期待されるドミニク・スミスはメジャー1年目となった昨季、打率.198、OPS.658とメジャーへの適応に苦しんだ。スミスの準備が整うまではブルースが正一塁手格として起用されることになるだろう。
ブルースにはジャイアンツやブルージェイズなども触手を伸ばしていることが報じられていたが、ブルースは古巣・メッツへの復帰を選択。ブルースを逃した球団は次なるターゲットへとシフトすることになり、外野手市場が活性化することが期待される。
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