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新天地でローテ入りを目指す有望株右腕・アルカンタラ

2018.1.12 16:30 Friday

 マーセル・オズーナのトレードでマーリンズが獲得した4選手のうち、最高の有望株と目されているのが速球派右腕のサンディ・アルカンタラだ。時速100マイルの速球を武器とするアルカンタラは、新天地・マーリンズで先発ローテーション入りを目指している。

 将来のエース候補として期待されるアルカンタラは、昨季カージナルスでメジャーデビューを果たし、リリーフで8試合に登板した。メジャー経験のある若手有望株ということもあり、マーリンズのチーム事情を考慮すると、いきなり先発ローテーションに抜擢するのも一つの方法だが、マーリンズはアルカンタラの育成を急ぐつもりはない。むしろ大切にエース候補を育成していく方針であり、実際、アルカンタラはMLBの「Rookie Career Development Program」に参加してメジャーに適応する準備を進めている。

 マーリンズの選手育成・スカウティング部門副社長であるゲーリー・デンボは、若手有望株について「多くの選手はメジャーレベルで自身の価値を証明していないからプロスペクトであると考えられている。しかし、彼らには取り組む必要のあることが残っているんだ。例えば、我々が獲得した投手は例外なく速球のコマンドを磨く必要があるだろう」と語る。「投手はメジャーの打者が打てない場所へ速球を投げられるようにならなければならない。これはサンディ(・アルカンタラ)も同じだよ。速球をしっかりコマンドすることが、我々の投手たちにとって最大の課題なんだ」とアルカンタラの課題についても口にした。

 わずか8試合のみの登板だったが、カージナルスでヤディアー・モリーナやカルロス・マルティネスとともに過ごした時間はアルカンタラにとって大きな財産となっている。「彼らは僕をたくさん手助けしてくれたし、彼らと一緒にいるだけで勉強になった。モリーナやマルティネスのような先輩がくれるアドバイスにしっかり耳を傾けて、メジャーで活躍の場を得られるように頑張るよ」とアルカンタラは今季に向けての意気込みを語った。


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