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ナショナルズ 便利屋・ケンドリックと2年700万ドルで再契約

2018.1.16 11:30 Tuesday

 日本時間1月16日、ナショナルズがユーティリティ・プレイヤーのハウィー・ケンドリックと再契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。現時点では球団からの正式な発表はないものの、総額700万ドルの2年契約であることが報じられている。

 2016年11月にダリン・ラフ、ダーネル・スウィーニーとの1対2のトレードでフィリーズへ移籍したケンドリックは昨季、4月中旬と6月下旬に故障者リスト入りしたため、フィリーズでは39試合のみの出場に終わったが、打率.340、2本塁打、OPS.851の好成績をマーク。7月下旬にナショナルズへ加入すると、52試合で打率.293、7本塁打、OPS.837とここでも好成績を残し、貴重なユーティリティ・プレイヤーとしてチームの地区優勝に貢献した。シーズン通算の成績は91試合に出場して打率.315、9本塁打、12盗塁、OPS.844。打率は自己2番目、OPSは自己ベストの数字となった。

 今オフのナショナルズは主力野手の流出がほとんどなかった一方、ケンドリックのほか、ホゼ・ロバトン、アダム・リンド、スティーブン・ドリューなど控え選手が軒並みフリーエージェントとなり、控え選手の補強が急務となっていた。リンドの穴埋めとしてマット・アダムスを獲得し、内外野を守れるケンドリックと再契約。ロバトンの穴埋めにはペドロ・セベリーノ、ドリューの穴埋めにはウィルマー・ディフォーがおり、控え外野手のブライアン・グッドウィンと合わせ、控え選手の補強は完了した印象を受ける。

 膝の手術を受けたダニエル・マーフィーは開幕に間に合う見込みとなっているが、もしマーフィーが出遅れるようなら、ケンドリックが代役の最有力候補となるだろう。また、正中堅手に予定されるマイケル・テイラーが昨季ほどの活躍を見せられないようであれば、アダム・イートンがレフトからセンターへ回り、ケンドリックがレフトに入る布陣も考えられる。いずれにしても、ケンドリックとの再契約がナショナルズに大きなプラスとなることだけは間違いなさそうだ。


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