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ブルージェイズがベテラン・グランダーソンと1年契約

2018.1.16 12:30 Tuesday

 今オフここまであまり目立った動きのなかったブルージェイズが36歳のベテラン外野手、カーティス・グランダーソンと1年契約で合意に至ったことが明らかになった。現時点では球団からの正式発表はないものの、契約条件は年俸500万ドル+出来高になると見られている。

 球団の看板選手として長年活躍してきたホゼ・バティースタに別れを告げたブルージェイズは、外野手の補強が必要となっていた。一時はジェイ・ブルースの獲得に乗り出していることが報じられていたが、ブルースはメッツと契約。市場に様々なオプションが残るなか、ブルージェイズは通算319本塁打の実績を誇るベテラン外野手をチームに迎え入れることを選択した。

 昨季がメッツとの契約最終年となったグランダーソンは111試合に出場して打率.228、19本塁打、OPS.815をマークしたあと、8月中旬にトレードでドジャースへ移籍。ドジャースでは36試合で打率.161、7本塁打、OPS.654に終わったが、シーズントータルでは26本塁打を放ち、直近11シーズンで10度目の20本塁打以上となった。ここ数年、打率の低下傾向に歯止めがかからなくなっているものの、71四球を選び、打率.212に対して出塁率.323をマーク。.228と極端に低かったBABIPが上向けば、率系のスタッツは改善が期待できる(通算BABIPは.292)。

 今オフのブルージェイズの主な動きはトレードでカージナルスからアレドミス・ディアス、パドレスからヤンハービス・ソラーテを獲得し、二遊間のテコ入れをしたことくらい。故障がちな二遊間(デボン・トラビスとトロイ・トゥロウィツキー)をサポートする体制は整ったが、それ以外の部分でなかなか補強が進んでいなかった。チーム内に1番打者タイプの選手が少ないため、優れた選球眼を誇り、1番打者としての経験が豊富なグランダーソンは1番打者として起用されることが予想されるが、打率の低下傾向を考えるとベストの選択肢とは言えない。他にも補強すべきポイントは残っており、ブルージェイズは今後も補強の可能性を模索していくことになるだろう。


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