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右肩の手術から順調な回復を見せるブリュワーズ・ネルソン

2018.1.16 18:30 Tuesday

 ヨーリス・チャシーンとヨバニ・ガヤードという2人のベテラン右腕を先発ローテーションに加えたブリュワーズに明るいニュースが飛び込んできた。昨年9月に右肩の手術を受けたエース格のジミー・ネルソンが当初の予定よりも早く回復し、今週中に投球練習を再開する予定となっているのだ。

 昨季がフルシーズン3年目となったネルソンは、4月こそ防御率5.34と出遅れたものの、その後は安定したピッチング。9月中旬に故障者リスト入りしてシーズンを終えるまでに29試合に先発して175回1/3を投げ、12勝6敗、防御率3.49、199奪三振という素晴らしい成績をマークした。故障によりシーズン最後の3~4先発をフイにしてしまったものの、防御率はリーグ8位、奪三振はリーグ9位にランクインし、サイ・ヤング賞の投票でも5位票を1票獲得。エースへの成長を予感させるシーズンとなった。

 9月中旬に右肩の手術を受け、当初はスプリング・トレーニングが始まるころに投球練習を再開できる予定となっていたが、右肩は予想以上のスピードで順調に回復。日本時間1月20日に手術後初めて投球練習を行う予定となっている。「この数週間、投球練習を再開するのを本当に楽しみにしていたんだ。思っていたよりも早く戦列に戻れるんじゃないかな」とネルソン自身も手応えを感じており、復帰時期が早まる可能性は十分にある。復帰時期については選手・球団とも明言を避けているが、「復帰に向けてしっかり取り組んでいくつもりだよ。遅かれ早かれ、復帰の日はやってくるはずさ」とネルソンは戦列復帰に向けての意欲を力強く口にした。

 ブリュワーズの先発ローテーションはエース格のネルソンを欠くなか、チャシーンとガヤードの両ベテラン右腕が加入し、昨季12勝のチェイス・アンダーソン、昨季17勝のザック・デイビーズと合わせて4番手まではほぼ確定。ネルソンが復帰するまでの間、5番手の座をジュニア・ゲラ、ブレント・スーター、ブランドン・ウッドラフらが争うことが予想されている。ネルソンが復帰すれば同地区ライバルのカブスやカージナルスにも劣らない先発ローテーションが完成するだけに、ネルソンが順調に回復しているというニュースは7年ぶりのポストシーズン進出を目指すブリュワーズにとって朗報であるに違いない。


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