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マーリンズ イェリッチの見返りにアクーナ獲得を希望

2018.1.18 14:00 Thursday

 主力選手が次々にチームから放出されるなか、自身のトレードを希望していることが報じられているクリスチャン・イェリッチ(マーリンズ)。しかし、マーリンズは長期にわたって保有可能な好打者を簡単に手放すつもりはなく、放出の際には「巨大な見返り」を求めているようだ。

 今オフのマーリンズはデレク・ジーターを中心とした新オーナー・グループのもとで年俸総額の削減に着手し、ジャンカルロ・スタントンをヤンキース、ディー・ゴードンをマリナーズ、マーセル・オズーナをカージナルスへ放出。数年以内に優勝争いに加わることがほぼ絶望的な状況となり、イェリッチやJ.T.リアルミュートといった残された主力選手のほか、スタントンとのトレードで加入したスターリン・カストロまでもがトレードを希望している。

 26歳の好打者、イェリッチには数多くの球団が興味を示していると見られるが、マーリンズは「スター級のタレント」を得られないのであればイェリッチ放出に応じるつもりはないことを明言。イェリッチはスプリング・トレーニング開始までにトレードされることを希望しているが、マーリンズの要求の高さを考えると、トレードが成立するかどうかは不透明だ。

 その一例として、MLBネットワークのピーター・ギャモンズは、マーリンズがブレーブスに対して「トップ・プロスペクトのロナルド・アクーナを交換要員に含めなければ交渉に応じるつもりはない」と通達したことを報じている。アクーナは球界屈指の有望株であり、今季中のメジャー昇格が期待されているスーパースター候補生。ブレーブスにアクーナ放出の意思はないが、マーリンズは「1対3、1対4、1対5のトレードでもいい。しかし、アクーナが交換要員に含まれないのであれば、2人目以降の交渉にさえ応じられない」との姿勢を取っている。

 チームに残りたくないイェリッチと、チームに残された数少ないスター選手を安売りしたくないマーリンズ。イェリッチとマーリンズの信頼関係が完全に崩壊していることを考えると、マーリンズが要求レベルを下げるほかに道はないように思われるが、このトレード騒動はどのような結末を迎えるのだろうか。


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