モリーナがコントレラスの発言に不快感 「序列を尊重せよ」
2018.1.18 15:00 Thursday
球界を代表する名捕手として知られるヤディアー・モリーナ(カージナルス)が、同地区ライバルのカブスで正捕手を務めるウィルソン・コントレラスの発言に不快感を示し、Instagram上で反論。コントレラスはその後、釈明のツイートに追われる事態となった。
コントレラスはシカゴ・サン・タイムズのインタビューのなかで「自分の考えとしては、僕は長年にわたって球界でベストの捕手であり続けたいんだ。ヤディアー・モリーナが過去にそうであったように。そして、バスター・ポージーが現在そうであるように」と発言。「僕はたくさんの選手を見てきた。でも、今は自分を見ている。なぜなら僕は彼らよりも良い選手になろうとしているからね。これが僕の考えだよ」と続け、球界ナンバーワンの捕手を目指すことを宣言した。
しかし、モリーナは自身が「過去の人」のように扱われたことを不快に思ったのか、自身のInstagramで2016年のオールスター・ゲームの際にサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、ポージー(ジャイアンツ)とともに撮った写真を投稿し、「序列を尊重せよ」と反論。自身の輝かしいキャリアにプライドを持っているモリーナは、コントレラスの発言を許せなかったのだろう。
その後、コントレラスは「多くの人々が僕の発言を誤解しているようだ。あくまでもキャリアの目標の例として名前を挙げただけであり、彼らを侮辱する意図はない。誰だって自分のポジションで一番になりたいと思うだろう?」といった趣旨のツイートを投稿し、自身の発言の意図を説明。今回の騒動はひと段落となったようだ。
ちなみに、モリーナがInstagram上で他者の発言に対して自身の考えを発信するのは今回が初めてではない。昨夏、カージナルスのマイク・マシーニー監督が「モリーナは疲れている」といった趣旨の発言をした際に、Instagramを更新して反論。今回も前回と同様、オールスター・ゲーム選出8度の実績を誇る名捕手のプライドが垣間見えた騒動となった。
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