ブルース復帰の裏にキャラウェイ新監督の存在
2018.1.18 17:00 Thursday
インディアンスの一員としてポストシーズンに出場し、フリーエージェントとなってメッツへの復帰を選択したジェイ・ブルース。予想された契約規模を下回る条件での契約となったが、ブルースがメッツ復帰を選択した裏には、ミッキー・キャラウェイ新監督の存在があったようだ。
ブルースは昨年8月にメッツからインディアンスへ移籍。そのインディアンスで投手コーチを務めていたのがキャラウェイだった。キャラウェイはインディアンスで知り合ったブルースが自軍に必要な選手であると考え、オフシーズンの早い段階でブルースに電話をかけた。そこでブルースに対する期待や、自身が率いるメッツでブルースが担う役割について説明したという。
ブルースはメッツ復帰を決断するうえで、キャラウェイの存在が大きく影響したことを明言している。「メッツは時間を無駄にすることなく、僕に戻ってきてほしいと言ってくれたんだ。僕もメッツでやり残したことがあったから、戻れたらいいなと思っていた。自分にとって、そして家族にとって正しい決断をしたと思うよ」と語るブルースがオファーを受けてからメッツ復帰を決断するのに、それほど時間は掛からなかった。
メッツのサンディ・アルダーソンGMは昨年8月にブルースを放出したときから、オフにブルースを呼び戻すことを検討していたという。当初、ブルースは総額8000万ドル以上の5年契約を求めていることが報じられていた。この金額ではメッツは手を出せない。しかし、移籍市場がなかなか動かないなかでブルースの要求額も下がり、メッツは3年3900万ドルでブルースと再契約を結ぶことに成功した。
アルダーソンが高く評価するのはブルースの長打力や頑丈さだけではない。「彼は入手できるあらゆるものを最大限に活用しようとするんだ。チームとして選手にデータは与えるけれど、それを有効に活用できるかは選手次第。ブルースが活躍できるのはあらゆるものを受け入れる姿勢が備わっているからだと思うよ」とアンダーソンはブルースを高く評価する。
「他にも選択肢はあった。でも、メッツ復帰を選択するのは簡単なことだったよ」と語るブルースは、キャラウェイが率いるメッツにとって不可欠な戦力となってくれるはずだ。
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